こんにちは。
今日は、アガー5グラムで、固める事ができる水の量は、何㏄までか!?
という事を検証してみたいと思います。
目次
水ゼリーには「アガー」を使用!ゼラチンや寒天は適さない
最近、超低カロリーで、美味しい「水ゼリー」にハマっています。
京都の「水まるもち」や、山梨の「水信玄餅」のようなものです。
ミネラルウォーターをゼリー状に固まらせ、きな粉と黒蜜で頂くのですが、暑い夏に涼し気なビジュアル。
ほぼ水のゼリーは、水分補給にも一役買ってくれます。
実際に売り出されている、山梨の「水信玄餅」は、僅かな寒天で作っているそうですが、自宅で試すのは難しそうなので、透明度が高く、無味無臭の「アガー」を使用しています。
ゼラチンや寒天でも水を固める事ができますが、寒天は透明度が高くないので、なかなか雫のような仕上がりにはならず、ゼラチンは、たんぱく質独特の臭いがあるのと、溶ける温度が低すぎるため、繊細な水ゼリーには適しません。
なので、無味無臭のアガーを使用しています。
ゼリー側にお砂糖などは加えていないのですが、お砂糖を入れなくても、きな粉と黒蜜があれば、おいしくいただけますよ。
所で、アガー5グラム使用時に用いる水分推奨量は250㏄程度ですが、ふるふる食感を出すために、出来るだけ少ないアガーで水を固まらせてみたいけど、いざ固まらなかった時の徒労感と言ったらありません。
という事で、本日は、アガー5グラムで、どれくらいの水を固まらせる事ができるのか、数日かけて実験してみました。
今回使用したアガーは、これ
特におススメ品とかではなく、スーパーで売っていました。
アガーは、食品各社から色々出ていますが、実は、寒天が入っていたりいなかったりと、若干メーカーによって成分が違うのですが、手に入るものでいいと思います。
ただ、小さいものは割高なので、ゼリーよせとかコーヒーゼリーなんかも作るなら、多めに入っているものの方がいいと思います。
使用した型は、お客様用湯のみです
まん丸のアイスボールメーカーなどをお持ちの方は、そちらの方が可愛くできるでしょう。
水まるもちなんかは風船の中に入っています。
でも、風船はちょっとなぁという感じなので、今回は半円の湯飲み茶わんを使用。
因みに、アガーは普通のスーパーでも手に入ると思いますが、売っていない場合は、amazon等でも手に入ります。
原材料は、主にカラギーナンと呼ばれる海藻から抽出した成分と、ブドウ糖。
これに、寒天が添加されているもの等があります。
実験!まずは、推奨量の水250㏄から
上の写真は、アガー5グラムに対し、水250㏄で作った水ゼリーです。
しっかりと丸みを帯びて、雫の様です。
弾力もあり、スプーンで弾くとぷるぷるしています。
・・、映える・・。
食感も、プルンとしていて、固さは感じず、口の中でちゃんと溶けていきます。
ぷるぷるしているものの、スプーンですくうと、しっかりと乗ります。
水まるもちは、もっとゆるい感じで、すくえなかった記憶・・。
なんか・・、丸い形は保っているけど、すぐに水が溶けだしてスプーンですくえなくって、こんな感じだった・・。
(丸い形は、型のせいもあるのかもしれない)
もう少し、水が多い方がいいのかもしんない・・。
水を増やして、350㏄で実験
水を350㏄迄増やしてみました。
これくらい迄なら余裕かなと思って挑戦。
見事に固まりましたが、雫のような形ではなく、ちょっとおわん型がびろ~んと横に広がる感じです。
水まるもちは、結構小さな風船に入っているから、こういった「横に広がる」という事も計算されているのかもしれないです。
食感は正直250㏄のものも、350㏄のものもあまり変わらない感じ。
型をお椀にすると、半円になるので、ゆるくなってくると、だんだんフォルムが美しくなくなります・・。
水を400㏄に増やしてみた
次は、水を400㏄に増やしてみます。
ここら辺で、『もう固まらないかもしれない・・。』と言う若干の不安・・。
予想に反して、水400㏄でも、アガーは固まりました。
すごくゆるいけど、お皿にあけても辛うじて丸っぽい形にはなっています。
スプーンでちゃんとすくえるけれど、水を300㏄位から、もう、型抜きゼリーは無理な感じですね。
アガーが水を支えきれなくて、潰れてしまうし、400㏄では、時間と共にゼリーから水分が流出していきます。
あ、これ位が水信玄餅に近いのかも??
食べたことないけど・・。
アガーは常温でも固まってくるのですが、水を350㏄位に増やすと、冷蔵庫でかなり冷やさないと、ベチャベチャになります。
水500㏄でも、固まる事は固まった・・。
400㏄を試したあたりで、何となく『もういいかな??』という気持ちになりましたが、最後に、水500㏄で試してみます。
5グラムのアガーの推奨量が250㏄なのに、倍量・・。
実験は、これで最後にしよう・・。
なんと・・、水500㏄でも、何とか固まりました・・。
高さや曲線が出ず、スライムかアメーバのようですが、お皿にあける事も可能。
アガー、恐るべし・・。
寒天が添加されているタイプなので、凝固力が高いのかもしれない・・。
しかしここで、食感というか、ふるふる感に違いが出る・・。
遂に、スプーンですくえないくらいのふるふるさに・・!
この固さ、水まるもちと一緒だ。
食べてるそばから、水もしみだしてきます。
でも・・、形が全然違うな・・。
型が半円だからダメなんだろうか??
アガー5グラムで、水500㏄までは固める事ができた。食感はあまり変わらないのでお好みで・・
今回の実験で、アガー5グラムで、水500㏄までは固められる事が分かりました。
そして、食感も、250㏄と500㏄では結構変わります。
でも、アガーの食感は、もともとふるふるプルプルなので、少し水分を増やしたくらいでは、そんなに変化は感じませんでした。
なので、お皿にあけて雫のようなフォルムや見た目を楽しむなら、水は300㏄位までがおススメです。
熱のあるお子さんなどの水分補給の場合は、スポーツドリンクなどで作ってあげるのもいいかもしれませんね。
その場合は、水分を多めにして、カップから直接すくって食べさせてあげると、つるつるといけるので、いいんじゃないかと思います。
水ゼリーは、ダイエット中でも、「甘いものが食べたい欲」を満たしてくれるので、トライしてみてはいかがでしょうか?
それではまた。
本日紹介したアガーと型