5月初旬のプロローグ
五月初旬の金曜日、夕食を終えてゆっくりテレビでも見ていた夜10時。
何となくみぞおちに違和感があったが、だんだんと痛みに変わってきたような・・。
我慢できなくもないので、『寝ればよくなるかな・・疲れてるのかな?僕ちゃん。』と思い、布団に横になったのは夜12時。
しかし、横になったはいいが更に痛くなり、どんな体勢だろうと痛くなってきた。
しまいには変な汗が出てくる始末。
たまらず私は布団を出てリビングへ避難した。
いや、場所変わっても同じだって・・・。
胃上部をさすりながらリビングへ出ると、夜鷹の嫁はまだ起きていて、「どうしたの?」と聞いてくる。
「なんか、胃が痛くて眠れない。」
と答える私。
すると、嫁は「じゃあ、少し起きてれば?」と言った。
その時夜中の2時過ぎ。
深夜テレビでも見ていれば、じきに痛みは治まるかと思っていたが、嫌な汗が止まる様子もなく、もうじっとしていられない・・・。
胃痛初日の3時過ぎ
凄く辛いのに、夜中の3時過ぎには「もう寝るから!」と、嫁は自分の寝室へ退場してしまった。
私は相変わらず痛さに耐えていたが、ぼっちリビングはさみしいので自分の寝室へ行き、不安を抱えながらも布団にもぐりこんだ。
『この痛みは一体何なんだ!!』
『いつ収まるんだ!!』
『なんで嫁は先に寝るんだ!』
と、ちょっと泣いちゃったが、自問と幾度かの寝返りをくりかえしているうちに、いつの間にかまどろみがあり寝たようだった。
翌朝8時
翌朝8時ころに目覚め 、胃の様子をうかがったが、多少の違和感はあるものの痛みはなくなっていた。
『やっぱり、単なる胃の痛みだったんだ!!』
と、自分を納得させ、軽く朝食を食べた後、寝不足を取り戻すべく、私はまた布団にもぐったのだった・・・。
そして、しばらくは胃が不調だったことを忘れていたのだが・・・・・。
ご挨拶。
こんにちは、かたせうみです。
突如始まった『カニの胆石日記』。皆さま、いかがおすごしでしょうか。
私の映画ネタに、たまに登場する職場の人「カニ(嘉仁)さん」。
最近はこちらの記事で登場しています。
『僕のワンダフルライフ』を見てもいないのに泣いちゃった話。~最近、すぐ泣いちゃうんですけど・・・。~ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
そんなカニさん、嘉仁ですが、もう面倒なのでカニで統一します。
・・、じゃなくて、実は昨年胆石で2回ほど入院してました。
で、胆石の他「病気をすると手記を書きたくなる症候群 」に罹患し、一気書きした大作を私に見せてくれました。
かたせ位しか読んでくれそうな人がいないからさ~。
とか言ってましたが・・。
という事で、記事にすることにしました。
自分の記事じゃないのが悔やまれますが、この歳まで大病もなく、あれだけお酒飲んでも、中性脂肪もγ-GDPも、糖も正常値なので仕方がありません。
そんなわけで、これから暫く不定期で胆石日記を書いていきますので、よろしくお願いいたします。
というか、胆石メインで、不定期で自分の記事が入ります。
よろしくどうぞ~。
5月26日の金曜日
しばらく胃の痛みの事は忘れていたが、5月最後の金曜日、 夕食後に突然また胃痛に襲われた。
その痛みは、前回の不調と全く同じ症状だった。
痛みに耐え続け、結局寝たのは朝の5時過ぎ。
神様、私は何かしましたか???
あれとかそれとかこれとか・・・・。
結局、朝の8時に目覚めたときは胃の痛みは治まっていたが、2回もこんな痛みに襲われるなんて、よっぽどのことに違いないと、近所の胃腸科の扉をたたいた。
病院到着。胃腸科の専門医です。
病院に到着する頃には、あれだけ痛かった胃の痛みは全くなくなっていた。
血圧や検温も異常はなかった。
そして、そのうち看護師がやってきて「どうされましたか?」と問診が始まった。
私はこれまでの症状を事細かに説明したが、「胃カメラしますか??」の問いに、もうその時はケロっと痛みも治まっていた事と、近日中に人間ドックがあることを告げた。
すると、看護師からは「少し様子を見ましょうか?」との提案があった。
その後、医師の診察となったが、私が椅子に座ると同時に「胃薬出しますので、また調子悪かったら飲んでください。今日はこれで様子を見ましょう。」
と、私の顔も見ずに対応し、自分が診察室にいたのはわずか30秒だった。
この時に血液検査でもあれば後々大変なことにならなかったのに・・・。
ヤブ医者め!!
でもこの時はちょっとだけ安心して帰宅。
そして、寝不足を取り戻すべく私は寝た。
1週間後の6月2日
前回の検診から1週間後の金曜日、昼過ぎから何となく胃の不快を感じつつも、夕食は嫁と約束していた焼き肉を食べに行った。
「肉を食えば、万事解決」の法則である。
しかし、帰宅すると胃部の不調は治まらず。
これは・・前の症状より辛いぞ。
そう感じながらも、病院からもらった薬は飲まず、夜通し胃痛と戦ったが、朝方になっても全く回復しないので、朝6時、私はついに薬に手を出した。
その瞬間である・・。
急な吐き気をもよおし、トイレに駆け込むも、トイレまで間に合わない(;゚Д゚)
とうとう私は寝室にあったゴミ箱に吐いてしまった。
・・・・、かなりな量の吐しゃ物だった。
でも、吐いたことにより体はスッキリ爽快。
なんだ、食べすぎ??ビビらせないでぇ~??
と、再度布団にもぐりこんだ。
昼2時 ついにあの症状が・・・
あれから、なんとなく目が覚めたのが昼の2時。
空腹もあったが、何だか体がかゆい・・・。
無意識にボリボリとおなかをかいてしまう・・。
時計を見ると昼の2時、リビングへ行くも嫁の姿がない。
「え~、おいおい、まだねてんのぉ~??」
と思いつつ、食べられるものを探しおなかを満たす。
体がかゆいうえ、倦怠感があるので、私はまたまた布団に横になった。
夜7時
いったん布団に横になり、再び目覚めたのが夜7時。
リビングに行くとさすがに嫁は起きていた。
朝に吐いたことを話していると、途中で嫁が「あんた、顔が黄色いよ。」という。
言われるままに洗面所に行き顔を見ると、確かに黄色い・・。
それも、見たことのない顔の色だ。
身体全体の皮膚も黄色い。
身体はかゆい、皮膚は黄色い・・・。
これは、あれで言う所の「かゆ・・・、うま・・・。」状態か?(〇イオ・ハザード)
怖い・・・・。
怖いが、下瞼を指で下げ、白目を見ると、腐った卵の白身のような色だった。
「やべ~!!これ、黄疸だよ!!」
といったが、いまいち嫁にはピンと来ていない様子。
ちっ。
さらに、おしっこの色が赤茶色で、これまた見たことない色だった。
症状をネットで調べた所、まさに黄疸。「即病院へ!!」だった。
でも、今は顔が黄色い以外は胃痛もないし、身体はだるいけど、救急車を呼ぶほどでもないかな?
もう夜だしとね。と、素人丸出しの自己診断で、夜11時ころには就寝した。
・・・・・続く。
ご挨拶 2
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
まとめて読んでみたい方は、カテゴリー「胆石日記」または、下記のリンクをご利用ください。
胆石日記①はこちら
【ノンフィクション】カニの胆石日記① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記③ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記④ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑤ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑥ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑦ 大腸内視鏡検査 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
手術編はこちら
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編③胆のう手術前日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編④胆のう摘出手術当日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑤胆のう摘出術後 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑥胆のう摘出手術後の様子等 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ