こんにちは、かたせうみです。
カニさんの胆石日記、ひとまずこちらで最終回となります。
読んでくださった方、ありがとうございます。
実は、あと1回、術後の生活と、かかった費用の回があるのですが、タイトルを変えるため、カニの胆石日記はこちらが最後となります。
お付き合いいただき、誠にありがとうございます。
それでは、最終回どうぞ。
胆のうを摘出して4日目、退院の準備です
胆のう摘出手術、術後4日目ともなると、身体もかなり楽になった。
大分回復した身体で、昼食前まで 相変わらず談話ルームでくつろいでいると、病棟の廊下を20代くらいの女性患者がゆっくり往復している。
左手で点滴柱を押し、右手は腹部をおさえ、前かがみになって歩いている姿は、まるで2日前の私と一緒ではないですか。
・・・・、きっと、彼女も何らかの手術をしたのだろう。
そして、看護師に「動け!」と言われているに違いない。
・・・『あと、1~2日すると楽になるよ(o^―^o)ニコ』
と、私は心の中で、そっと彼女にエールを送った・・・。
午後3時過ぎに嫁到着
3時過ぎに嫁が来て、明日の退院に向けて身の回りのかたずけをしてくれた。
嫁は結局その後1時間足らずで帰宅したので、私は入浴することにした。
今日から入浴はOKだ、嬉しい。
むこう1か月はシャワーに限るとの事だが、4日ぶりのシャワーは気持ちがいい。
一応、術部の絆創膏付近は遠慮気味に洗体したが、シャワーのお湯は免れない。
「これ、本当に防水仕様か?!」
と、疑問に思う程絆創膏はブヨブヨになっている。
おそらく、術部のへそも水があふれているだろう。
入浴後、絆創膏はとれてはいないが当然のように湿っている。
不安になった私は、様子を見に来た看護師に「絆創膏が水分吸ってぶよぶよなんだけど、これ大丈夫?」
と聞いたら、「大丈夫ですよ、多分・・・。」と答える。
「多分」、という言葉に、私はさすがに不安を禁じえなかった・・・。
老人B最後の暴挙
夕食を終えてベッドでくつろいでいた8時過ぎ、また老人Bが問題行動を起こす。
この日は、ナースステーションからのピーピーいう機械音が普段よりちょっと多かった。
老人Bはこのピーピー音に腹を立て
「うるさいんじゃ!もう寝る時間じゃ!!」
と 言って、突然病室のスライドドアをピシャっと閉めてしまったのだ。
まだ9時の消灯前だし、ドアは24時間開けているのが通常で、それを老人Bは同室の私、寝たきりの老人Aの了承も得ずに閉めたのだ。
ドアに一番近い私は、突然ドアを閉められたことにびっくりしたが、このままだとさすがにまずい・・・。
すぐさまベッドから出て、私はドアを開けなおした。
この時、たまたま通りかかった看護師に「どうされましたか?」と、さも私が何かしたような問いかけがあったので、「同室の爺さんが突然ドアを閉めたので・・。」と言ったら、看護師は、一瞬考えた顔で「・・あっ、ごめんなさいね。」といった。
たぶん、老人Bのドア閉めは、今回が初めてではないのだろう・・。
ああ・・・、老人Bよ、もう勘弁してくれ・・、今日が最後だけど・・。
と、夜は更けていった。
胆のう摘出手術入院、退院の日です!
入院6日目、術後5日目、ついに退院の日を迎えた。
身体はもう、いつ退院してもいい位に回復している。
朝食後の医師回診では、昨日の血液検査も問題なく、予定通り本日退院と言われ、2週間後の外来を指示された。
嫁もやってきて、10時には会計の準備もできたとの事で、看護師より会計用ファイルを渡され、1階の会計窓口へ促された。
入院中お世話になった担当看護師は見当たらない。
今回も最後の挨拶が出来ずのお別れとなってしまった。
さてさて、今回入院5泊6日、胆のう摘出腹腔鏡手術一式、病衣、食費、血栓防止ストッキング絆創膏大2枚その他諸々で、一体いくらになるのだろうか・・??
3割負担でも結構な医療費になると思うが、事前に会社(というか、健康保険組合)に申請し、『限度額適用認定証』を提出している事で、当月医療費限度額は、約8万ちょいで収まる寸法である。
そのため、結局請求額は限度額限りとなったが、今回の入院が前回の入院と同じ月でなければ、前回入院分は別会計となっていたため、12万を払う可能性もあった。
同じ月に全部済ませる事ができて、非常にラッキーだ。
会計が済んだ後、生命保険の医療特約のための病院証明の相談をしたところ、消化器内科と外科と医師が違うため別々の証明となり、各5000円。
交付まで2週間くらいかかるとの事だった。
一緒の証明でいいじゃないかよ~ぅ!!
この大病院め!!
と、健康になったから言える言葉である。
私の場合は大事には至らずに済んだが、皆さんも健康にはお気を付けください。
カニでした、読んでいただきありがとうございました。
(次回、退院後の生活と、医療費まとめが一応あります。)
ご挨拶
本日も当ブログにいらしていただき、誠にありがとうございます。
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
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読んでいただき、ありがとうございました。
胆石日記①はこちら
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【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編③胆のう手術前日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編④胆のう摘出手術当日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑤胆のう摘出術後 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑥胆のう摘出手術後の様子等 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ