九州の太宰府天満宮の敷地内には、天満宮が所蔵する宝物や文化財を展示している「宝物殿」という建物があります。
ここに、名刀「蛍丸」が期間限定で展示されているというではありませんか!
といっても、その昔、蛍が刀の刃こぼれを直したという逸話を持つ本物は、戦後消息不明となっています。
にっくき戦争。
今日展示されているのは、最近打たれた復元刀(写し)です。
でも、いいの、蛍丸だから。
たまたま九州に来ていますが、ちょっと調べたら、「蛍丸」の真打と影打が同時展示されるのは7月28日までとの事。
まるで、私を待っていたかのようです。
(影打を見ることが出来る「名刀展」は、2019年11月4日までやってます。)
今日は、このために先を急いだんですよ~。
早速見に行きましょう!
因みに、写真の「蛍丸」は、PCやスマホアプリで楽しめる有名ゲーム『刀剣乱舞』のキャラクターです。
『刀剣乱舞』は、最近最も私を癒してくれるものの一つです。
一応、『刀剣乱舞』の説明
一応、知らない人のために、『刀剣乱舞』の説明をサラッとしておきます。
『刀剣乱舞』とは、PCやスマホで楽しめる、擬人化した刀剣が、化け物と戦うシミュレーションゲームです。
『艦隊コレクション』と似ているかな??
スマホ版は、2016年にリリースされました。
同作品は、アニメや映画、ミュージカルや舞台にもなっている一大コンテンツですが、今や刀剣が奉納されている神社や、刀剣に縁のある神社にまで人気は波及し、各地をめぐる女子が殺到しています。
京都などでは、『刀剣乱舞』とコラボした御朱印もあり、大変な人気を博しています。
ゲーム性はそんなに高くないんですが、キャラクターがとても魅力なんですよね。
各キャラクターは一人が作画しているわけではなく、キャラごとに数人が描いているので、刀剣によって絵柄が違うんです。
昨今のゲームでは、声優が豪華なのは当たり前なのでここで声優さんの話はしませんが、私を再び熱くさせるゲーム、それが『刀剣乱舞』なんですよ!!
ちゅーことで、写真の「蛍丸」は、『刀剣乱舞』のキャラクターで、刀種は大太刀です。
刀剣に興味なくても、刀や太宰府天満宮に興味ある人は読んでね。
太宰府天満宮宝物殿
太宰府天満宮宝物殿。
立派な建物です。
やってるやってる。
なんて運がいいのでしょう。
太宰府天満宮は夜7時まで参拝できるようですが、宝物殿は午後4時30分までです。
あっ、蛍丸のパネルが見えます。
私だけかと思って来てみたけど、蛍丸目当ての女性はかなり来ていました。
そして、みなパネルの写真を撮って、パネルを撫でていきます。
こんなにちっちゃいのに、大太刀なんだね、君は・・。
『刀剣乱舞』の他の大太刀のキャラクターは、大太刀らしく大きな人が多いです。
小さいのは、この蛍丸だけ。
ちっちゃな体に、大きな刀を背負っているところがまたいいね。
宝物殿の規模は小さめ
宝物殿は、菅原道真にまつわるものが展示されているほか、今回のような特別展示もありますが、規模としては小さめです。
裏に立派な博物館がありますからね~。
でも、入り口にはお土産も売っていて目を楽しませてくれますし、建造物も美しいので、是非立ち寄ってみてください。
ホールまでなら、無料です。
宝物殿内部の様子。写真撮影は、ストロボを使用しなければOK!
蛍丸のパネルに挨拶して中に入ると、天井が高くて明るいホールです。
観光客で賑わっていますね。
心なしか、女性客が多いような・・・。
女性全員が、刀剣女子に見えます。
梅柄が可愛いガーゼハンカチなどのお土産。
女性向けなものばかりではなくて、大人向け、男性向けなものもあり。
インスタグラムのアカウントもあるらしい・・・。
限定、蛍丸のクリアファイル。
自分の分と、娘の分2枚購入。
他に、刀剣の付箋があったので、「三日月宗近」を購入。
付箋に描かれているのは、キャラではなくて、刀ですよ。
「蛍丸」は元々阿蘇神社に奉納されていて、今回は特別展示なので、このクリアファイルは阿蘇神社とのコラボです。
それでは、拝観料(400円)を支払い、入場します。
大きな荷物は、受付で預かってもらえますよ。
「九州国立博物館」は撮影禁止らしいのですが、宝物殿は撮影可です。
但し、フラッシュや三脚は禁止ですので、撮影する時は気を付けてね。
これが、名刀「蛍丸(写し)」だ!
う~ん、私のカメラじゃ、これが限界!!
刀の美しさをお伝え出来ず残念です!
「蛍丸」の復元は、クラウドファンディングによって実現しました。
なんと、4,500万円も集めたそうです。
その頃、私はまだ刀剣をやっていなかったけれど、もしプレイしたら、いくらか出資したのに・・。
真打一振りに影打ち二振りが打たれ、2本の影打ちのうち一振りが、最高額を出資した者に贈られたとか。
こちらが影打ちです。


最高出資者は、270万円を出資した会社「ニトロプラス」(『刀剣乱舞』を作った会社)でした。
その他の展示物
宝物殿には、他にも展示物があります。
長門国萩住永弘
村正・短刀。


短刀と比べると、大太刀がいかに大きいか分かりますね。
菅原道真公の御佩刀(みかはし)であった、「毛抜形太刀」伝天国(あまくに)は、 重要文化財。
甲冑。
阿蘇神社で行われた蛍丸「焼き入れ」の儀式の写真。
宝物殿は刀だけではありません。
「書」や「掛け軸」などもみる事ができます。
太宰府天満宮宝物殿所要時間など
太宰府天満宮の宝物殿は、展示室が二つ程度と、あまり大きくありません。
サラッと見たら、10分以内で見終わってしまいます。
じっくり見ても、30分という所でしょうか??
拝観料は400円なので、その価値感は個人で全く違うと思います。
私は今回蛍丸を見ることが出来たのでプライスレスな感じですが、興味のありそうな特別展示の時などは、立ち寄ってみるといいとおもいます。
太宰府天満宮の境内には、お守りなどもありますし、参道にもお土産が売っていますが、ここのお土産は他とまた違うものが売っていますので、お土産だけでも見てみてください。
梅柄のハンカチは、おすすめですよ。
福岡では、2019年9月7日〜11月4日、福岡市博物館の特別展示で、刀剣乱舞に登場する刀の展示もあるようですよ。
九州に行ったら、見に行ってみてね。
それではまた。
読んでいただき、ありがとうございます。
太宰府天満宮宝物殿
〒818-0117
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
開館時間
9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日
月曜日
拝観料
大人 400円
大・高校生 200円
中・小学生 100円
※ 九州国立博物館・菅公歴史観とのセット券あり。(500円)