うみブログ

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『コンフィデンスマンJPプリンセス編』感想【前半はネタバレなし】

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「世の中は、目に見えるものが全てではありまっせ~ん」と、軽やかな長澤まさみのセリフが粋な『コンフィデンスマン』。

映画、ドラマ特別編と続き、今日は『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の公開初日でした!

ネットニュースでは好調な滑り出しの様子が報道されていましたが、私の感想は??

 

という事で、今日は、前半ネタバレなしで。

最後にちょっとだけネタバレ含む感想を書きたいと思います。

 

 

映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』劇場ポスター

映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』劇場ポスターより


 

私も大好きな『コンフィデンスマン』。

ドラマ放映中は、毎週月曜日が楽しみでした。

視聴率は1度も10%を超えたことが無かったみたいですが、私の周りでは結構好きだという人も多かったし、早々に映画も決まっていたから、みな配信とか録画で見ていたんじゃないでしょうかね??

 

もう何年も言われているけど、視聴率もはあてにはなりません。

月9ももっとこういうドラマを放送すればいいのにねぇ。

 

 

楽しいけど気を抜けない『コンフィデンスマンJPプリンセス編』感想1

  

さてさて、それでは『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の感想。

テレビ版は1話完結で、60分の間に話がよく作られていて、起承転結、スカッと楽しい脚本でした。

 

1時間で面白く作られているドラマを映画にすると、間延びしたり登場人物が多くなったりで、本来の面白さが損なわれることがありますが、コンフィデンスマンは飽きずに楽しめる作品でした。

 

愛すべき「ぼくちゃん」がいるコンフィデンスマンの世界は、やっぱりすごく面白くて、最後まで楽しめます。

私は、日本の映画はあまり映画館で見ない方なんですが、よかったですよ~。

 

ドラマの評価が高かった事や、映画、特別編が当たった事でか、豪華なゲストに友情出演。

随分お金がかかってるねぇとか、ずいぶんがんばっちゃてるねぇなど、大人の色眼鏡で見てしまうほど、これまでの作品とは違う印象を受けました。

 

キャストは既に発表されているから書きますが、プリンセス編では、関水渚が『マイフェアレディ』なみに変化していくところも見どころです。

 

オードリーヘップバーンを意識したであろう髪形やメイク、立ち居振る舞いは女優さんとよくマッチしていて、『う~ん、かわいいねぇ~♡』と素直に思うんですが、今回の映画はちょっとだけ関水渚さんのプロモーション映画みたいでしたね~・・。

一気に人気に火がつきそう・・。

 

ちょい役であんな人やこんな人が出てきてびっくりな部分もありますが、コンフィデンスマンの世界は、それに喜んでたら最後まで騙されたまんまだったりするので気を抜けません。

 

そして、お久しぶりの柴田恭兵。

・・・、かっこよすぎる・・。

 

御年69(この記事を書いている時は68歳だけど、もうすぐ69歳なので)歳にして、未だに保たれているスリムな体型、すっと伸びた背筋。

白髪が混じった髪の毛もお似合いでかっこ良すぎます。

 

彼は演技派ではないけれど、漂うスペシャル感がたまりません。

 

他にも、前シリーズから竹内結子が出ていたり、広末涼子が出ていたり。

その中には三浦春馬も・・。

 

彼の訃報には驚きを隠せませんでしたが、今はもうご冥福を祈るばかりです。

 

恋愛詐欺師の「ジェシー」は本作でも健在。

ちょい役かと思ったら、結構出ています。

演技している三浦春馬を見ると不思議な気持ちになって、亡くなった事すら信じられないけれど、相変わらずの優男。

 

前作で、雇い主である赤星(江口洋介)にボコボコに殴られて発したセリフ「顔はやめて」。

このセリフが似合う男性は、イケメン多しと言えど、美男子の彼くらい。

美男子は国の宝なのに、いなくなってしまった・・。

残念でなりませんが、気を取り直して感想②です。

 

それにしても、広末涼子の「幸薄そうな未亡人」役、これ、誰でも騙されるでしょ~なところ、すごいよねぇ・・。

私も来週から使おうかな??

 

「私にできるかしら・・。」と「私の〇〇、だめでしょぅ??(本当は、私のラーメン、まずいでしょう?と言います。)」。

 

いい話過ぎる『コンフィデンスマンJPプリンセス編』感想2

 

と、いう所で、『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の本当の(?)感想です。

 

この映画の作風から、ネタバレありで感想を書いたり解説したり紹介したりするのは無粋なので、ここはやっぱり、ネタバレなしで書いていこうと思います。

 

1500文字も書いた後でなんですが、今回の話、いい話過ぎたかなぁと思うんです。

 

前作迄のヒットの実績で予算が多くついたとか、俳優さんの絡みやしがらみ、ヒット作を生む事のプレッシャーなどもあるとは思いますが、今までのコンフィデンスマンのように、最後にどんでん返しがあって、スカッとする所とか、3人+五十嵐の活躍があったり、恒例の巻き戻しタイムで、えええ~??あんな所から??という事が少なかった気がします。

 

公式HPでも、「映画第二弾は「詐欺」じゃなかった」とありますが・・・。

confidenceman-movie.com

 

120分飽きさせないけど、私はこの作品には「痛快さ」を求めていたんだよねぇ・・。 

 

騙し合いの妙とか、どこから違っていたのか??

とか

一体どこからどこまでが仕組まれていたのか??

それは演技なのか??

最後に笑うのは誰で、まんまとやられたのは??

オチは??

みたいな所が好きだったんです。

そして、負けない3人を期待していたんですが・・・。 

 

まぁ、あの3人が負けたとは書いていないですが、いい話というか、ちょっと疑問も残るプリンセス編でした。

 

面白かったけど、私が求めていたコンフィデンスマンでもなかった・・。

 

【ネタバレあり!】トニーは、始めから適役を探していたのか問題!

 

さて、最後はネタバレあり感想というか考察です。

激しいネタバレですので、まだ見ていない人はここでさよならです。

 

ドラマ版の『コンフィデンスマン』は、FODで見る事ができます。

映画版のロマンス編は、アマプラでも見る事ができます。

 

コンフィデンスマンはすごく面白いので、見てみて下さい!

 

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『コンフィデンスマンJPプリンセス編』、長澤まさみがプリンセスかと思ったら、全く違いましたね。

恋愛詐欺師と言いながら、恋愛体質の母親が、誰の子とも知れず産んだ子供「こっくり」 がプリンセスでした。

 

たった4カ月の修行で、あの富豪どもの当主になれるのか?

 

プリンセスと言いながら、義務教育も受けていない彼女に当主を任せるのは無謀じゃないのか?

 

ラストのエピソード、当主となった初仕事が早速お金に物を言わせて「このホテルを買い取りました」とかやり過ぎじゃないか??

 

という疑問もありましたが、そこはまぁお話という事で納得します。

 

執事のトニーもご高齢だし、これからは有能で信頼できる右腕が必要でしょう。

この辺が、いい話過ぎるけど疑問が残る部分ですが、ダー子たちも慈善事業ではないので、手を放すのは仕方ない事かもしれませんね。

今後は、ミシェル・フウとして、初心を忘れずに捨てられた子供達の力になれるよう頑張って欲しいです。

 

それにしても、あの天使のような振る舞いが、全て仕込みでなかったなんて驚きです。

(これまでのコンフィデンスマンなら、仕込みでもおかしくないのに・・)

 

結果的に仕込みじゃなかった・・っつー所にまんまと騙されちゃったという事も言えるわけですが、ミシェルはそのうち、その財力を生かして、危機に陥ったダー子達の助け舟として登場するかもしれませんね。

 

それは置いておいて、今回の遺産相続は結局、当主レイモンドが、「自分の3人の子供達には当主は向かない」ということを悩んでいた所、たまたま香港で後ろの席にいたダー子たちの話を聞きかじり、血筋とは全く違う、優秀で世慣れた賢さのある第三者に遺産を継がようとしていたという所がオチなわけですが、この事、執事であるトニーは知っていたのかな??

 

兄弟間の諍いを避け、誰もが納得する第三者を相続人に祭り上げるためには、血のつながりは絶対。

形だけでも血が繋がっている第三者??

だとしたら、隠し子がいたことにすればいいと言う訳ですか。

そこに、うってつけの詐欺師たちが現れ、トニーは適任者を見つけ出した。

 

全てはレイモンド(北大路欣也)の大掛かりな計略だったのですが、トニーはその遺志を継いで、適任者をその椅子に座らせることに成功しました。

 

映画ではその部分の種明かしはされていません。

気になりますね。

ただ、レイモンドからの信頼が厚いトニーなら、何らかの相談は受けていたのではないかと思います。

 

映画序盤ではDNA検査もしていましたが、もしかしてそれも、詐欺の実力を試すため?

なんにせよ、レイモンドには隠し子はいなかったと、最後に分かります。

一体だれが一番の詐欺師だったのかな??

 

最後の最後、ミッシェルの誰か分からない父親が、実はトニーだったなんてことも期待していたけれど、そういうオチではなかったですが、なんにしても、柴田恭兵はかっこよかったです。

 

コンフィデンスマンは今後もシリーズ化するようなので、風呂敷を広げ過ぎずに視聴者の事を派手に騙してほしいですね。

 

 

それではまた。

 

う~ん、この映画ね~、1回見ただけじゃだめよ。 

あっ、それからね、いつものちょっとしたお楽しみ。

エンドロール後のプチ映像はあれですよあれ。

 

クレジットに「つかこうへい戯曲」と書いてあったから、『??』と思ったけれど・・。

( *´艸`)

 

銀ちゃん・・、かっこいい~・・・

 

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ドラマの方は小粒で面白さが凝縮されているので、見たことない人は是非見てみてね!

ドラマならではのチープさも捨てがたい所です。