石原さとみ主演「Heaven?」を見て、佐々木倫子の漫画について考える

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処分した漫画もあるけど、30年に及ぶ淘汰で生き残っている佐々木倫子の漫画

 

こんにちは、かたせうみです。

先週から、石原さとみ主演のドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』が放送されています。

 

私は先週見逃しちゃったので、第2話から見始めました。

ドラマ化が決まった時は、『あの難しそうなのを、どれだけドラマにできるのかなあ・・?』

と思ってましたが、さてさて。

(本記事では、敬称略で書かせていただきます。)

 

「ヘブン?」には原作があります。

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」には、原作があります。

佐々木倫子が描いた漫画『Heaven?』が原作となります。

私も持ってました。

単行本が出た時のおまけ「ロワンディジーの鍋つかみ」も持ってました。

 

佐々木倫子は、一世を風靡した『動物のお医者さん』『おたんこナース』を世に送り出した漫画家さんです。

 

 

知っている年代の人は知っているでしょうが、今や『ドラゴンボール』も歴史の向こう側なので、ここで紹介させてもらいます。 

 

つい先日は、同作者の『チャンネルはそのまま』もドラマ化されていました。

 

話は数十年前・・・(そんなに年寄りじゃないわよ。)。

 

私は友人に、数人の「漫画バカ」を持っていました。

 

読まない人に比べれば、わたしはかなり漫画オタクだと思いますが、そんな私が足元にも及ばないような「漫画バカ」が、友人に数人いたのです。
(数人じゃなくて、2人だ!そんなバカは。)

 

で、当時デビューしたばかりで読みきりしか書いてないけど、この人の漫画面白いからと貸された漫画が、佐々木倫子の漫画と、川原泉でした。

 

もしかしたら、その頃川原泉は一足早く甲子園の話とか連載してたかもしれないけれど、覚えてません・・。

川原泉についてはまたの機会にという事で。

 

当時、「花とゆめ」などの少女向けに描いてるのに、なんだか少しズレたシュールな笑いと独特の世界観を提供してくれるその漫画は、確かに面白いのですが、『よくこれを少女誌で』という感じでした。

 

その後、佐々木倫子は『動物のお医者さん』で大ブレイクし、出せばベストセラーの漫画家さんとなっていきました。

 

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私も持ってるよん、文庫版だけど。

※ 動物のお医者さん/佐々木倫子/白泉社 

 

『動物のお医者さん』は、長い連載だったのに恋愛要素のかけらもなく、その後の佐々木倫子の漫画にも、恋愛要素は皆無と言っていいものでしょうが、「花とゆめ」に読み切りを描いていたころは、雑誌が必要とするところからか、多少の恋愛要素もあり、これもなかなか面白かったんですよ。

 

ドラマ「Heaven?」の感想は??

 

さて、ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2回目を視聴した感想。

 

まずは皆さん、石原さとみですよね~。

 

ほんと、可愛いというか、美しいです。

 

原作では、黒須オーナーは美人なんて、どこにも出て来やしません。

でも、あんな感じで、毎回派手めのデザイナー物の衣装を身に纏い、髪形も決めていてお化粧も濃いめ。

 

我が強くて唯我独尊。

ワイングラスを片手に持ち、昼に出勤してきては、胃腸薬とお友達というキャラクターです。

 

だから、石原さとみの見た目を差し引いても、あの脚本は原作に忠実な感じがします。

 

伊賀君の福士蒼汰はかっこよすぎる気もするけれど、元々佐々木倫子は絵が端正な人なので、『あ~、生身の人間なら、あんな感じなのかしら・・?』と思わせる。

福士蒼汰、かっこいいですよね・・。

 

シェフや店長もイメージを崩さず、納得の配役でした。

 

ただ一人、川合くんを除いては・・。

 

彼はね、あそこまでしゃべりは馬鹿っぽくないしもっと可愛い・・・。

第一、黒髪だ。

飲食店なんだし、フレンチなんだし、もう少し研究してほしかった。

 

ドラマは、3話分を1回にしているようだ。

 

さて、昨日見た限りでは、ドラマは原作の3話分を1回に放送している様でした。

漫画の1回分を60分のドラマに持ってくるのは無理だと分かっているので、それはいいかな??

 

ただ、シェフの経歴を、石原さとみの早口で説明させるのにはちょっと閉口しました。

ここ、今回大事なところだから、回想シーンなどを入れてもう少し丁寧に映像化してほしかったなという感じです。

 

シェフ以外は全体的に早口なんだよね~・・、説明不足だし「巻き」なのかな~???

佐々木倫子の漫画は、間が命なのに・・。

 

それから、漫画だから活きる演出というものがありますが、そこが映像だと難しいんです・・・。

原作を知っている方は、私が何を言いたいかわかると思いますが、映像にするとわざとらしいというか、滑るというか・・。

 

漫画の方は無理が無く、面白い所なんですよ、周囲の人間の意見が一致しているところを表現する場面とか。

 この辺りは漫画を読んでもらうしかないのですが、本当、原作読んでって感じ。

 

次回は黒須オーナーに性格がそっくりの伊賀君のお母さんが、伊賀君を連れ戻しに来るお話の様ですが、今は色々と詳細に記事にするのはコンプラ的にまずいらしいので、気になる方は、単行本を買ってみてね。

 

繰り返すけど、川合くんは、もっと可愛いし、あんなにイラつく喋りはしない。

 

佐々木倫子の漫画は、映像化するのは難しいと思う 

 

ところで、今日の本題。

 

これまで数々の作品が映像化されてきたとはいえ、佐々木倫子の漫画を映像化するのって、すごく難しいと思うんですよね。

 

ずいぶん昔に『動物のお医者さん』がドラマ化されたけれど・・・、ひどかった・・。

 

佐々木倫子の漫画は、映像にしづらい独特の世界や雰囲気や間の取り方があって、説明文などが無いドラマにするのは、とても難しいのです。

 

キャストは特に悪くはなかったんですが、主人公のハムテルは感情の波が表に出にくいタイプの為、役者はほとんど棒読み。

それね~、そうじゃないんだよ。

(誰だったかはあえて書かないけれど。)

 

加えて、そんな感じで普通の役者さんじゃまぁむりだろうという演技が必要となる登場人物の面々。

それに、ヒヨちゃん(ニワトリ)、チョビ(犬)、ミケ(猫)は、手書き文字で喋る。

ドラマでは、動物は吹替だったような気がするけれど、覚えていない。

アニメだって厳しいのに、ドラマでやるか??

 

原作とちょっとでも違うとアウトなのは私だけではないと思いますが、そんな事で、『動物のお医者さん』については、私は初回で見るのをやめてしまいました。

 

(余談ですが、同様の理由でドラマ版『デスノート』は、開始30分で離脱。)

 

『チャンネルはそのまま』は、とても面白かった

 

話は変わりますが、先日放送されていた『チャンネルはそのまま』は、舞台がテレビ局という事もあり、とてもよくできていたと思います。

 

HTB(おそらく、漫画でも舞台になっていたと思われる、TBS系列の北海道の地方局)50周年記念という事もあるでしょうが、役者もうまい人揃いだし、キャラの特徴をよくつかんで話のつなぎもうまかった。

 

原作愛の人もこれは納得の完成度だったんですが、これ、全国ネットじゃなかったのかな~??

とてもよかったのに。

 

原作とは大きく改ざんされた最終回とはなっていましたが、ここは、役者さんの関係などからちょっと無理だろうとは思うので、納得しました。

この言い回しが気になる人は、単行本を購入しましょう。

できれば、ドラマも見て欲しい。

 

 

個人的には、『Heaven?』は、地味目な漫画 

 

さて、記事も終盤。

ここまで個人的な意見しか書いていませんが、更に個人的な意見を言うと、『Heaven?』 は、割と地味目な漫画だと思います。

 

これまでの佐々木作品の中でも特に主人公が我が強い性格のせいか、面白いけれど、エピソードの一つ一つが小粒なイメージ。

『動物のお医者さん』に出てきた菱沼さんも、所々黒須オーナーには似てますが、ちょっと違うし、『チャンネルはそのまま』の雪丸はかなり違う。

 

『おたんこナース』の似鳥や先輩は似ているけれど、やはり黒須オーナーは特別なわがまま。

 

故に他のキャラクターが若干かすんでいたり、エピソードもちょっと一般的なものが多い。

舞台がレストランという事で、グルメドラマ的な視聴率も取れそうだと見込んだのかもしれませんが、これからあの漫画をどうドラマにしていくか見ものです。

 

とりあえず、私は来週も見る事にしてみます。

福士蒼汰かっこいいし。

 

おまけ

 

所で、佐々木倫子の漫画で最も映像化に向いてそうな『おたんこナース』は、ドラマや映画にはなっていません。

 

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これね。

※ 『おたんこナース』/佐々木倫子/小学館

何でかなと思ったら、一度オファーが来て、作者が断ったそうですね。

 

それでできたドラマが「ナースのお仕事」だったとか違うとか・・。

 

その辺は置いておいて、 佐々木倫子の漫画を読んだことが無い人がいたら、是非手に入れて読んでみてくださいね。

 

 読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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