災害時の雇用保険特例措置と注意点を説明。

こんにちは、かたせうみです。

 

災害が起きると、一時的な措置として補助金や助成金が拡大されたり、年金が免除されたり、医療機関が無料になったりします。

 

今年は災害が多く、7月の豪雨の時点で、関西から九州方面での雇用保険や助成金の特例措置がなされています。

そして、ここに来て北海道での地震。

 

厚生労働省のHPでは、遂に北海道での特例措置も出されました。

 

こんなの。

 

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https://www.mhlw.go.jp/content/000339673.pdf

 

この説明書きは、7月の豪雨時に出されたものですが、北海道の震災の分もだいたい同じ内容で出されています。

こっちの方が分かりやすかったので、貼り付けてあります。

 

この度の災害時の特例を簡単に説明。

 

この特例措置を簡単に説明すると

 

★ 災害で仕事がなくなっちゃった場合は、雇用保険を6か月しかかけていなくても、保険が出るよ。

 

★ 会社が落ち着いたら戻る事が約束されてる時でも、手続きできるよ。

  (通常は、戻る事が確約されていると手続きできない。)

 

★ 現在保険受給中の人は、認定日の変更もできるし、管轄外の近くのハローワークでも受け付けるよ。

 

というような内容です。

 

で、雇用保険の手続きをすれば、受給できる期間も優遇されると思います。

以下の表は、会社都合で辞めた場合の給付日数です。

参考にしてみて下さい。

 

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もし、今回の災害で、会社の急な休業で収入に困った場合は、ハローワークに相談してみて下さい。

 

て、ちょっと待った!!

ここで終了なら、こんな記事書きません(いや、書くかな??)。

 

赤で囲んだ注意点をご覧ください。

こちらが今日の記事です。

 

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雇用保険の災害特例注意点

 

雇用保険、特例措置の注意点、下の方にちっちゃく書いてありますね、手続きして、会社に戻っても算定期間は通算できないと。

 

雇用保険は一度貰うか、1年空いたらリセットされます。

 

私の持論は、「雇用保険は、失業したら躊躇なくもらえ」なんですが、今回はちょっと気を付けなければいけません。

 

保険のリセットについてはこちら。

www.kataseumi.com

 

再就職手当が貰えない

 

前の会社に戻るという事は、再就職手当にあたらないという事です。

 

3か月後に会社に復帰できるとして、雇用保険をかけていた期間が短めなら、雇用保険の受給は、心身のリフレッシュを図れる不労所得という事になりますが、200日以上貰える位長い期間かけていた場合・・、残った雇用保険を捨てることになります。

 

そういうときの為に、お得感を出す再就職手当があるんですが、再就職手当は、前にいた会社に戻るときには支給されないのです。

 

え~・・・っ、何だか、とっても損した気分・・・。

 

誤解の無いよう申し添えますが、雇用保険というのは、掛けていた金額に対して貰える金額がとても多いのです。

ですから、途中で就職が決まって、雇用保険の支給が止まったって、そんなに損はしていないはずなんです。

 

保険を捨てて、元居た会社に戻ったところでお給料が入るわけですし、次に1年働けば、また雇用保険の資格はつきます。

 

それでも勿体ないなら、元居たところに戻らずに転職すれば、再就職手当はもらえます。

 

・・・でも、転職するとお給料減っちゃったりしますよね・・・。

出来れば、同じ待遇で会社に戻りたいところ。

 

じゃあ、しばらくの間は貯金を切り崩すか?

 

雇用保険は、転職しても1年空かなければ掛けていた期間は通算されるので、とりあえずアルバイトして、アルバイト先で雇用保険をかけてもらって保険をつなぐ?

それで、目途がついたら会社に復帰する??

 

う~ん、ぶっちゃけ長年かけていたって、定年時には雇用保険の受給日数はぐっと減っちゃいますから、近日中に確実に会社が復帰するのなら、目先の生活もあるし、ここらで一回貰ってもいいんじゃないの?という事も??

 

参考 : 自己都合や定年時の受給日数

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選択肢は色々ありますが、決めるのはあなた次第です。

とりあえず、被災して万が一の時は、自治体やハローワークに相談して、しっかり話を聞いてみて下さい。

 

ベテランはちょっと注意!高年齢雇用継続給付に関係します

 

さて、シニア層にはちょっと話の流れが変わってきます。

 

雇用保険がリセットされるという事は、次にかける時は1から始めることになります。

 

それは別にいいでしょう。

 

定年で退職する場合、長く雇用保険をかけていようが、貰える日数は会社都合に比べて大したことありませんから。

 

ただ、高年齢雇用継続給付金を受け取るための、60歳到達時の賃金を、60歳で登録できなくなる可能性が出てきます。

これは、かなり痛いです。

 

60歳到達時の賃金を、60歳で登録できなくなるデメリットはこちらの記事で。

www.kataseumi.com

 

詳しい説明は上の記事を参照していただくとして、60歳定年や、再雇用等で目減りした賃金を雇用保険から補うため、60歳になったら会社はその人の賃金をハローワークに登録します。

 

しかし、登録時に雇用保険を5年以上かけていた期間がなければ、賃金を登録できないのです。

 

通常、60歳を境に賃金が目減りするので、賃金が高い60歳で登録できなければ、この制度はあまり役に立たないんです。

う~ん、54歳くらいの人は悩むね。

 

今日の記事は以上ですが

 

さて、本日の記事は、こうすればお得と言ったノウハウ記事ではありませんが、知らないと注意書きがちょっと分り辛いなと思って書いてみました。

 

こういう場合、手続きに行けばしっかり窓口で説明があると思いますので、あまり気にしなくても大丈夫だと思いますが、窓口の説明って、その場じゃ分からないこともありますからね。

 

雇用保険は、手続きの取り消しも難しいですし。

 

先にも書きましたが、災害が起きた場合、年金や医療費の特例や優遇措置もありますので、積極的に自治体や該当団体、省庁のHPを見るなどして情報を取得してください。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

雇用保険については、こちらの記事でも書いています。

 

雇用保険記事まとめ

 

【雇用保険Q&A】仕事を辞めたら、ハローワークへとりあえず行っておこう① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【離職票の見方】仕事を辞めたら、ハローワークへとりあえず行っておこう② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【雇用保険、日額と給付日数】仕事を辞めたら、ハローワークへとりあえず行っておこう③ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【雇用保険手続きの流れ】仕事を辞めたら、ハローワークへとりあえず行っておこう④ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【雇用保険】移転費や、広域活動費について、知っていますか?① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

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