こんにちは、かたせうみです。
本日の記事は、8月中旬に泊まった函館旅行の2泊目、『グリーンピア大沼』のレビュー記事です。
お泊りの参考にどうぞ。
グリーンピアについて、ちょっと説明。
今日泊まったのは、「日にちが合えばお得!」というプラン。
宿泊日は、お盆期間中。
1泊2食付き、バス・トイレ付和室2人で17000円。
この価格は大沼周辺ホテルでは安い方です。
まずは、ちょっとグリーンピアについて軽く説明しますね。
『グリーンピア』は、元々民間のリゾートホテルではありません。
旧厚生省所管の特殊法人年金福祉事業団が、余暇充実を掲げ年金資金で造った大型保養施設で、公的なリゾート施設でした。
詳しくはウィキペディア等でご覧いただくとして、行政改革やら経営不振やらで1997年には撤退が決まり、閉まっていた時期もありますが、その後一部を民間が買い取り、一部は地方自治体に払い下げられて営業を再開し今に至るという経緯があります。
なので私は、あきらめムード漂うお手入れされていない施設で、廃墟っぽくなっているんではないだろうかと、不安に思いながら車を運転していたのでした。
現在「グリーンピア大沼」は、森町が買い取り(なんと破格の1億5千万位)、グリーンピア大沼株式会社が運営しているとの事・・・。
という事を踏まえて、評価はちょっと甘めかと思いましたが「なかなかよかった!!」とさせていただきます。
という事で、「グリーンピア大沼」に到着!
あ、ピカピカじゃないけど全然キレイ!!
グリーンピア大沼の敷地内にはスキー場がありますので、周りは深い緑の中。
お天気が悪いので写真が暗めですが、避暑地の高原に来たようでとても気持ちが良く、リラックスできる解放感があります。
こちらはお部屋の窓から見える風景。
下の写真は、アクティビティのインフォメーション。
この日は家族連れも多く、割とにぎわっていました。
私達、早めにチェックインしてプールへ行きますよ!
ロビーも広~い!
では、ホテルに入ります。
ロビーは広くて天井も高い。
窓も大きくて外光が入ってきます。
外の景色も大自然でいいね。
景気が良かった時に建設された感じがぷんぷんします!
一部節約の跡が見られますが、もっと状態が悪いと思っていたので何だか『よかったね~!』という気持ちになります。
よくぞここまで。
チェックインを済ませて、お部屋へGO
滞りなくチェックインを済ませてお部屋に向かいます。
今日は、和室なんだぁ~!
廊下も綺麗に保たれています。
心なしか、学生時代を思い出すデザイン・・。
昔行った、白馬や万座あたりのスキー場のホテルがこんな感じでしたなぁ。
玄関広い!!
一般的な温泉ホテルの玄関ですが、前日に超狭い『ラビスタ』に泊まったので、すっごく広く感じます。
はぁ~、和室は落ち着くわ。
部屋の広さ自体は、ホテルのツインルーム位と思われますが、やっぱり狭い日本では、和室が快適なのかなと思う一瞬・・。
寝具がたためるって、すごいよね。
『グリーンピア大沼』は洋室も広めの作りとなっているようです。
リゾートは広くないとね。
和室と言えば、「広縁」ですよね。
旅行気分MAXです。
洗面所とアメニティー
グリーンピア大沼のお部屋は、バス・トイレ別。
お風呂も洗い場が別になっています。
大浴場があるから使わなかったけど、お風呂はこんな感じです。
お湯をこぼさないように気を遣わなくていいから楽ですね~。
アメニティーは必要最低限のものしかない・・。
平成も終わろうとしているのに、ここは未だに昭和。
非常に残念。
というか、ちょっと今どきあり得ませんね。
ケア用品は持っていきましょう。
一応、トップシーズンは30000円近く取るのに、これはちょっといただけない。
函館大沼の紹介と、グリーンピア大沼の施設
函館大沼は、函館市街地から車で1時間程度。
エリアとしては、ちょっと独立している感じ。
大沼駅周辺は結構にぎわっており、沼の程近くにはリゾートの大御所「大沼プリンスホテル」や、「鶴雅リゾート エプイ」もあります。
単価はグリーンピアより大分お高めです。
周辺にはキャンプ場もあり、カヌーや遊覧船、トレッキングや貸自転車等、大自然を満喫するアクティビティが豊富です。
グリーンピア大沼はスキー場に隣接していて、沼からは離れますが、バギーやセグウェイ、パークゴルフ、テニスコートや体育館、サッカー場等が揃っています。
ここで、その他屋内施設の紹介です。
屋内プール
ホテル内の屋内プールは500円。
宿泊者は200円で利用することができます。
お風呂場とはつながっていません。
広さは・・・、25メートルプールに、コースが3つ。
う~ん、町民プール位ですかね、裕福な市区町村だったら、もっと大きなプールがあるでしょうね。
ウォータースライダーは1台。
ジャグジーと採暖室があります。
一応、デッキチェアとテーブル、椅子はありますが、飲食物を売るコーナー等はなく、実用的な印象。
1~2時間遊んだら十分ですが、娘と二人でマジ泳ぎしました。
3時にチェックインしても、やることないからちょうどいい感じです。
脱衣所は老朽化していた。
大浴場
大浴場は、すごくよかったです。
浴室はタイル張りで、意匠は凝らしていなくてシンプル。
バスアメニティーは、シャンプー・コンディショナー・ボディソープのみ。
スキンケア関連全くなし。
特に高級品は無し。
ここは期待しないでください。
しかし露天風呂は静かできれい。
お湯の温度はぬるすぎず熱すぎず快適。
露天風呂から見える風景は、奥に山、手前に小さな庭なんですが、お庭がすごく手入れされています。
こういう所に「あきらめ感」や「手抜き感」がなくて好感を持てます。
それに何より静かで、癒されます。
カラオケルーム
森林のリゾートホテル。
お風呂と夕食をすませてしまえば夜は長い。
気の置けない友人と、時間を忘れてのお喋りや徹夜マージャンもいいけれど(カップルは好きにせい。)娘と二人じゃ正真正銘夜は長い。
お互い楽しみにしているドラマは深夜枠・・。
こんな時は、カラオケですよ。
『グリーンピア大沼』には、カラオケボックスがあります。
しかも、値段は破格の1時間450円!ソフトドリンクセルフサービス付き!!
ホテルのカラオケってすごく取られるのに、何ですか?この良心的な価格!!
よく見てみると、宿泊者以外でも利用できるようす。
もしかして、町民の憩いの場ですか?
お部屋はこんな感じです。
6人部屋から大部屋と数種類あり、人数は2人でも大丈夫でした。
利用時間は9時位までですが、宿泊者は12時まで利用できると書いてありました。
これはよかった!
2時間マニアックな歌を歌って消耗、さらにその後もう一度お風呂に入り養老の夜は更けていった・・。
ボーリング場
ボーリング場もあります。
誰もいませんが、私が行った時には、常に数組遊んでいました。
広く見えますが、横が鏡になっていて、実際にあるのは6レーンです。
その他、麻雀牌や将棋の貸し出しもありますが、ホテル内には「全自動麻雀卓」がある麻雀ルームもあり、なかなかの施設の充実っぷりに驚きを隠せない私達でした。
グリーンピア大沼の食事
記事の最後は、食事です。
『グリーンピア大沼』の食事は、一言で言ってしまえば「可もなく不可もなく・・、中の少しだけ下。この価格帯では企業努力しているかな?」という感じです。
HPではお膳が出ていますが、夏休み等はバイキングになる模様で、私達はバイキングでした。
(ちょっとがっかり。)
ただ、夏休み期間中は生ビールがどこで飲んでも何杯飲んでも380円とかなり良心的。
そして朝食は、場所が変わります。
窓の大きい素敵な会場となります。
夕食もここの方がいい気がするけど、キャパシティとか運搬の問題なのかな~。
雪の季節だったら、コースも見えるしこれもまた素敵でしょうね。
北海道名物の「朝からお刺身」は無くて、シェフのオムレツもなし。
パンの種類は3種程度と「ま、こんなもんかな。」。
しかしこの食器、遠目からプラスチックだと思って取ってみたら、陶磁器でした。
ほんまもんや!
しかも、『ノリタケ』Σ(・ω・ノ)ノ!
コーヒーカップの飲み口も薄いやつ!!
この会場、この食器、バブルの残り香がします。
(というか、デザインやインテリアに見おぼえありすぎ)
テーブルにはクロスがないから、ここにワインレッドやモスグリーンのクロスをかけるだけでも雰囲気変わるのに~、と、ちょっと色々勿体ない今回のお宿でしたが、真夏のトップシーズンに2食付いて2人で17000円です。
実はポイントも使ったので12000円だったんですが、素敵な施設だったのと、清潔感。
それに、意外に楽しむ事ができましたので、高評価とさせていただきます。
もう少し・・、もう少し頑張ればこの宿もっとランクがアップするのに!!
政治的なことは分かりませんが、グリーンピアが売却される時は色々縛りがあったようなので仕方ないけど、この施設を、もっとノウハウと資金力がある会社が買えていればもっと違ったのかもしれませんね。
あ~、でも、そうしたら今回の金額で泊まることはできなかったかも・・。
とにかく、グリーンピアも大沼も思いがけず素敵な所でした。
今までは函館の市街地から遠いので避けていたんですが、次回からは旅行の選択肢に入れようかと思っています。
以下は、函館大沼の有名リゾートホテルです。
読んでいただき、ありがとうございました。