こんにちは、かたせうみです。
胆石日記の番外編であり、本当の最終回です。
今回は、術後の生活となります。
費用や保険については、①をご覧ください。
胆のう切除後の生活
胆のう摘出手術で、6月に6日間入院した。
ほぼ予定通りの入院期間であった。
医師からは、特に就労の制限はなかったが、職場には、大事を取って3日程休みをもらう事にした。
今回は、家までタクシーで帰ることにしたが、車の乗り降り程度でも、術部や腹筋に負担がかかり、もっっのすごく痛い!
家に到着し、ゆっくりしていても、何をするにしても、とにかく腹筋が痛い・・。
退院間際では、院内をホイホイ徘徊できるほど回復し、調子も良かったのだが、所詮は入院中の限られた行動だけだっという事か。
退院し、元の生活に戻ると、身体にかかる負担は入院中の数倍という事である事を、ここで思い知った・・・、やっぱり休暇をもらっておいてよかった・・・。
それでも、土日を含め、5日間で(自主)リハビリし、多少腹筋は痛かったが、翌月曜日から職場復帰した。
・・・、俺は頑張ったぜ・・。
胆のう切除後の生活については、特に指示はなかった
胆のう切除後の生活については、特に医師から制限を受けなかった。
というより、全くそんな説明はなかった。
得意のネット調べでは、胆のうを切除しても身体に影響はなく、酒・たばこ・食事・運動・ギャンブルの制限はないみたいだ。
妻帯者の自分には関係ないが、女の制限もないだろう。
ただ、胆のうがなくなった事で、体内の胆汁濃度調整が出来なくなったことにより、下痢気味になる人もいるみたいだ。
食事制限もないことから、食生活も特に変えることはしなかった。
しかし下痢はやってきた・・食生活を変えなかったからか??
しかし下痢はやってきた・・。
毎回ではないが、食事をとった数時間後に突然お腹がぐるぐるしだし、そうなるともう我慢できない。
トイレへ直行、座った直後に「シャーッ」という水様便である。
排便すると、もうスッキリ。
お腹のぐるぐるも解消する。
普通、腸の不良や体調不良による下痢は数回続くが、一回限りの下痢なのである。
ただ、下痢を誘発する食べ物が特定できない。
肉・野菜・揚げ物等、バランスよく食べているが、その食べた内容により下痢の頻度が違い、平均3日に一度は下痢があった。
胆のう摘出退院後の外来診察
退院2週間後、外来外科に行った。
まずは恒例、採血だ。
採血室に呼ばれ、、いつものように腕を出したら、何だか看護師が持っている器具が昭和・・・。
最近の採血は、針が細く、血管に刺さったら管を「ツーッ」と血が流れる。
しかし、看護師が手にしているのは、真空管で、手元で血を抜く昔の注射器だ。
ドリフか!
今どきそんなタイプで採血するのか!びっくりだよ!
・・で、とっても痛かった・・。
診察では、担当医師が絆創膏をはがし、術部確認をしている。
経過良好との事で、もう絆創膏はつけなくても良くなった。ヤッタネ。
血液検査の結果及び、切除した胆のうの病理検査も異常なしとの事だった。
医師からは、胆のうから取り出した胆石をもらった。
パチンコ玉サイズの物体が3個、ピルケースのような器の中でカラカラとしている。
色は茶色でまん丸だ。まるで・・・、そう、動物のフンのようだ。
胆のう内でコロコロ動くことによってまん丸になるらしい。
貰った胆石は話のネタにはなるが、今では処分に困っている。
本日の診察ですべて終わりだそうです。
最後に医師から、本日の診察ですべて終了だと伝えられた。
お世話になったこの病院にも、もう来ることもないだろう・・(という予言めいた言葉とともに、翌年本当に転勤になったカニ・・・)
絆創膏もとれたことだし、あらためて4カ所の術部をマジマジと確認してみた。
4カ所とも傷口として残っているが、糸で縫ったような跡はない。
たぶん、医療用接着剤縫合なのだろう。
ヘソ術部が一番大きな跡となっているが、ヘソ穴をぐいっと広げて見ないと、術跡は分からない。
本人が見ても分からないのだから、手術したと言わない限り他人はわからない。
下痢は4~5か月続いたが、身体が順応したのか、フェードアウトするように治まった。
10か月たった今は体調も良く、2回の入院ダイエットで減量した体重も維持している。
カニから最後に一言
胃上部疝痛の胆のう炎から始まって、黄疸症状治療入院、胆のう切除入院と激動の6月だった。
実は、3年前の人間ドッグ時に、腹部エコー検査で胆のうに小さな「石」が見つかっていた。
ほとんどの成人の胆のうには、砂や砂利程度の石があると言われている。
その石が、生活習慣等から数年で肥え、そして、胆のう炎を誘発することとなる。
胃部上部、みぞおち付近に経験した事のない痛みを感じたら、すぐに病院へ行くべき。
また、「黄疸」と疑われる症状が出たら、迷わずに救急等の病院に行くことを勧める。
医師曰く、「黄疸」は、症状レベルでは本当に危険であり、治療が遅れると抗生物質が効かない身体になるともいわれた。
加えて、ある程度大きな石が見つかった場合は、胆のうの切除を勧める。
食事の度に「胆のう炎」に怯え、「黄疸」のリスクを考えると、今後の生活を考慮して、取ってしまった方が安心だ。
なにより、健康が大事。
人間、生きていくうえでそれが一番大事だ。 おわり。
カニの胆石日記の説明
当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
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