これまでのあらすじ
胃痛がひどく、胃腸科を受診したカニ。
しかし、胃痛の正体は胆嚢炎だった。
黄疸を発症したカニは救急病院を訪れるが、そのまま緊急入院となり、結局胆のうを切除することに。
今回は、手術前の検査の話の続きです。
詳しくはこちら。
16時腹部MRI 検査呼び出し
午後4時ころ、「腹部MRI」検査のお呼びがかかった。
自分は、MRIなんてハイテクノロジー検査は初めて。
『白い巨塔』で見たっきりだ。(嘘つくな、医療ドラマは他にもあるでしょ)
なので、技師に初めて検査を受けることを伝えた。
すると、技師から「狭い所は大丈夫ですか?」と聞かれた。
MRI検査装置は、筒状の中にすっぽり身体が入り、ほぼ密閉状態になることから、閉所が苦手な人には安定剤を導入するとのことだったが、私はへっちゃらであると答えた。
また、MRI画像を鮮明にするため「造影剤」を点滴から注入すると説明があった。
造影剤の影響で、検査中は身体がピリピリと熱く感じたりするとの事。
特に、お尻の穴付近は熱く感じるらしい・・・。
さらに、検査中は機器からすごく大きな機械音がするので、音楽付きヘッドホンをつけるらしい。
検査時間は20分位の予定だが、しっかりとした呼吸を継続すること、寝ないことを注意点として説明された。
意識が薄くなると(うたたね状態?)呼吸が弱くなり、検査に影響が出て時間がかかってしまうとのことだった。
その後、検査台に横になる様促され、看護師から「造影剤入れます。」と言われた後、検査中に上半身が動かないようしっかり検査台に固定され、ヘッドホンをつけられ、MRI検査が始まった。
腹部MRI検査始まる。
検査が始まると、検査台が動き出し大きな機器の中にすっぽり納まった。
確かに密閉状態だ。
確か昔、アメリカドラマの『ER』で、検査中にパニック起こしてた人がいたような・・。
納得・・・。
すぐに機器内のスピーカーより
検査開始するので、ヘッドホンに音楽流しま~す。
と、説明があり、ドリカムの歌が結構な音量で流れだす。
・・・・、この選曲、だれがするんだろう・・・・。
検査中、たしかに体中がピリピリと熱く感じ、お尻の穴付近もなんか熱い。
説明の通りだった。
機器からの機械音とヘッドホンからの音が大きく、「こんな状態で寝れるわけないでしょ!!」
と思っていたが、数分後、スピーカーより
寝ないでくださ~い!!寝ると、検査が長引きますよ~!!
と、ちょっと怒られた。
ほんのちょっと意識がなかったらしく、呼吸が薄くなったらしい。
そのあと、強めの呼吸を意識し、検査は20分位で終了した。
帰りに、2階のローソンで立ち読みして、病室に戻ったのは、17時過ぎだった。
18時、夕食がくる
18時は夕食の時間だ。
どうせまたお粥だろうが、今日の昼食のこともあったので、ご飯が楽しみだ!
周りの患者に配膳されていき、いよいよ私の番だ♡
心が躍るくらいの期待。
が、配膳されたのは、一杯のスープカップ(中身はコーン)のみだった。
え・・?どういうこと??
看護師曰く、明日の内視鏡検査のため、軽食ですとの事だった。
すごくがっかり。
落胆したが、スープはあっという間に飲み干してしまった。
本入院最後の点滴
夕食(といっても、コーンスープ1杯😢)後、採血があった。
夜7時30分頃、看護師がやってきて点滴パックの残量を確認している。
ついている点滴パックは今までのより小さいサイズだった。
看護師より「点滴は、これが全部落ちたら最後です。 多分9時には終わり、点滴針も外します。」と話があった。
血液数値がだいぶ良くなったのだ。
予定通り9時前には点滴が全部なくなったが、看護師が来ない。
もう消灯の時間となり、病室の電気が全部消された。
そして、「遅くなりました~。」と看護師が来たのは夜10時近くなってからだった。
しかし、右手の点滴針が外れ、不自由さが解消された!!
気分爽快、開放されるとはまさにこの事か!?
きっと、夜勤看護師が忙しかったので、私は後回しにされたんだろう。
看護師は、昼夜通してすごく多忙そうだ。
こと、夜勤に関しては、数人で回しているので昼にも増して忙しそうだ。
でも、忙しい中でも患者第一に接してくれており、いつも笑顔でやさしい。
どの看護師も、私には天使に見える・・・・・・♨
と、私の思いは置いておいて、5日目の朝を迎えた。
5日目、腸内洗浄剤投入
5日目朝。
毎度のように採血があり、午前7時から大腸検査の薬剤を飲みだすスケジュールだったが、看護師が来ない。
7時半にようやく看護師が2リットルの薬剤パックを持ってきた。
この2リットルの液体を2時間かけて飲みきる予定だ。
徐々に排便頻度が多くなり、その後、排せつ物が腸内からなくなり、腸がだいたい空っぽになったら液体便になるらしい。
液体便になってきたら、排便の度に看護師を呼んでくださいと言われた。
前日に、大腸検査の過程もスマホで調べまくった。
まず、2リットルの液体だが、情報によると、飲みやすいものと飲みにくいもの(不味いらしい)があるらしく、不味い方だと飲み切るのが結構つらいとの体験談もあった。
また、その薬剤の効果だけで排便しきれない場合は、「下剤」もしくは「浣腸」が追加されることもあるそうだ。
ま~、前日まで絶食してた挙句、昨日までで口にしたのはおかゆ半分にコーンスープだけだから、多分自分は追加投薬はないだろう・・。
そうだ、とりあえず記録しておこう、まずい方の薬の名前は「ニフレック」。
まぁまぁいける薬の名前は「マグコロール」と。
しかして、看護師が持ってきた薬剤のパックには、「ニフレック」と記されていた。
ハイ当たり~!
こういうやつだよ自分は。
自分の引きを恨んだけれど、仕方ないから諦めて、コップに注ぎ一口なめてみたが、薄味のスポーツドリンクみたい。
これなら楽勝!!!
と思ったが、後々やっぱり苦戦することになる。
・・・・続く。
ご挨拶
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
まとめて読んでみたい方は、カテゴリー「胆石日記」または、下記のリンクをご利用ください。
読んでいただき、有難うございました。
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【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
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【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編④胆のう摘出手術当日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑤胆のう摘出術後 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑥胆のう摘出手術後の様子等 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ