【ノンフィクション】カニの胆石日記③

前回までのあらすじ

生まれて初めての痛みに加えて、初めての黄疸。

そして初めての入院・・・。

救急医療センターから急遽総合病院での入院となったカニ。

本日は3回目です。

 

やっと一息ついたカニ

 

看護師が去り、やっと一息つくことが出来た。

「入院しちゃったね~。」

と嫁と雑談なんかし1時間くらいが過ぎた。

嫁はとりあえず、明日必要なものをもって、また来るわと帰っていった。

 

普段、全く運転しない嫁が車で帰れるのか一抹の不安もあったが、多分大丈夫だろう・・・。

 

右手の点滴パックから液体が落ちる様子を見つめ、『しばらく入院かぁ~。』と思い考え、とりあえず直属の上司に「今日から当分入院すること。」「翌朝あらためて電話を入れる事」等をメールした。

 

入院生活に必要なあれこれを買いに・・。

 

病室の雰囲気には慣れてきたが、右手の点滴が常に気になる。

しばらくスマホをいじっていたが、暇になってきた。

 

「そうだ!!テレビを見よう!」

 

と思ったが、TVカードを購入しなければならないようだ。

わたしは恐る恐る、点滴の柱をおして病室を出た。

 

ナースステーション横の自動販売機にテレビカードは売っていたが、テレビを見るにはイヤホンも必要だ。

なんか、コマゴマかかるなと思いつつ、2階の売店に移動。

ここの売店は、ローソンなんだよね、コンビニ大好き!

うしししし。

病院内のせいか売店は多少狭かったが、ローソンなので、ローソンカフェもある。

イェ~イ・・って、今は飲めないが・・・。

 

とりあえず、イヤホンとティッシュ、歯ブラシ、コップ、500ミリリットルの水などを購入した。

 

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入院初日夕方6時

 

ゆっくり「ちびまる子ちゃん」を見ていた夕方6時過ぎ、さっきと違う看護師がやってきて「夜勤担当の〇〇です。」と名乗った。

そして本日数回目となる「お腹痛くないですか?」。 

「痛くないで~す。」と答える。

(・・・、あ、もう少し弱ってる風なのが良かったかな??)

 

看護師は、点滴や検温、血圧の確認をし、「また来ますね~♡」と去っていった。

 

今の看護師も、すごく感じが良かったぞ!

レベルたけー!

 

と一人ほくそ笑む。

看護師によると、私の点滴は、12時間で空になるとのことだった。

 

6時を境に、院内がざわつく

 

検温などをしていた夕方6時、院内が慌ただしくなってきた。

これはきっと、夕食の時間。

 

私は、昨日の夜8時に軽く夕食を食べたきりだったと思い出す。

 

 

そういえば、さっきお医者に「絶食です」とか言われたっけ・・。

 

 

 

と思い、振り返るとベッドには、私の名前と「絶食」の文字・・。

そんな私の気持ちをよそに、病棟内では夕食が配られだしたようだ。

ご飯の美味しそうな匂いと、食器のカチャカチャという音が私の食欲を刺激する。

 

黄疸出てるくせにおなかだけは空いてくる・・超ひもじい・・(-"-)

 

音を遮るようにテレビの音量を上げたが、変えても変えても、画面に映るは食べ物ばかり。

寿司だのステーキだのスイーツだのを、芸能人達が 食レポしながら、美味しそうに食べている。

こうしてみると、メデイアというものは、ほとんど食べ物で出来上がっているのだと思う。

絶食中の私には耐えられない。

怒りと共に、私はテレビを消して、スマホいじりとした。

 

かわいそうな自分に、今日は10連ガチャを3回許した。

 

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空腹で苛立ち、テレビにリモコンを投げつけるカニ

 

夜9時、消灯 

 

夜9時、消灯となったが、何となく体もだるくて頭も痛い。

看護師が消灯を確認しに来たので、ちょっと頭が痛いと言った所、熱を測ってくれたが、熱はなんと38度を超えていた。

看護師から解熱剤が必要か聞かれたが、ずっと何も食べていないので断った。

そしたら、巨大な氷枕を持ってきてくれた。

 

・・・優しい・・♡ ← 仕事だよ!

 

その後、夜12時ころに再び看護師がそっとやってきて、点滴パックの残量を確認。

この時検温したら、熱は37.5度に下がっていた。

 

初めての入院と、隣のおやじのいびきで全く寝れなかったが、やっとまどろみ始めた午前3時、身体の右側に人気を感じ、小声で名前を呼ばれた。

看護師だった。

今度は点滴パックを交換するとのことだった。

 

え?今ですか!

 

 と思いながらも右手を預け、2杯目の点滴となった。

その後、なんとかかんとか眠ることが出来たようだ。

 

午前8時担当医から今後の説明 

 

病院の起床は午前6時30分だが、6時ころには目が覚め、ぼーっと外を眺めていたら、看護師がやってきた。

朝の検温と血圧の測定だ。

そのあと、採血となった。

 

7時30分から朝食のようだが、当然自分にはごはんは来ない・・・・。

仲間外れか!!

 

8時、担当医がやってきて、採血の結果をもとに説明が始まった。

 

 
 

採血の結果ですが、数値があまり下がってませんね、今後のことも考えて「胆のう切除」を勧めますが、どうしますか?

 

 
 

どうしますかって・・、どうしたらいいですか?逆に!

 

 
 

・・、胆のう切除は簡単な手術とはいえ、身体を切るのは敬遠する方もいらっしゃいます。カニさんの場合は大きな胆石が3つもありますから、今後の事を考えると、切除した方がいいですね。

 

 

(マジか!)・・・、すみません、一日考えさせてください・・(´・ω・`)ショボーン

 

 
 

じゃあ、明日の朝また聞きますね。

 

 

 

この様な話をして、医師は微笑みながらいなくなった・・・。

 

入院2日目午後

 

入院2日目は、朝からずっとベッドに寝転んで、スマホで胆のう切除に関する情報を手当たり次第に検索した。

手術方法や入院期間、切除後の生活に至るまで検索した。

そのうち、昼食の時間となった。

 

ご飯はもらえないが、いつのまにか空腹感に慣れたようだ。

 

これは、空腹に耐えぬいた一種の悟りだと自分を称えた。

 

我が名は・・絶食キング!

 

日中は、看護師が私の様子や点滴パックを定期的にチェックに来る。 

入院にも慣れ、ベッドでだらしない体勢でスマホいじりしていると、突然看護師がやってきて慌てるから、血圧も高めに出てしまう・・。

 

夕方には嫁が、充電器や着替え、タオルなど必需品を持ってきた。

これでなんとか普通の入院生活がおくれそうだ。

 

嫁に担当医から胆のう切除を勧められたことや、スマホで調べた情報を説明した。

そして、今後、また発作が出てしまうことや、黄疸が出てしまったら大変であることから、手術を受けようとの結論に達した。

 

続く。

 

ご挨拶 

 

こんにちは、かたせうみです。

胆石日記、続いてますが、読んでくださっている方々、ありがとうございます!

 

この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。

『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。

 

まとめて読んでみたい方は、カテゴリー「胆石日記」か、下記のリンクをご利用ください。

読んでいただき、有難うございました。

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記③ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記④ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記⑤ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

 

【ノンフィクション】カニの胆石日記⑥ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ