こんにちは、かたせうみです。
今日は映画『ブラックパンサー』を観てきたので、レビューします。
例によって下調べなしの、息子チョイスの映画です。
内容について触れますので、あらすじ等も知りたくない方はご注意ください。
息子、この映画はどうなんだ?
「マーベル」は、俺を裏切らないぜぇ~!!
私は、あんまり興味ないんだけど・・・。
「ブラックパンサー」パンフレット表紙
『ブラックパンサー』説明
『ブラックパンサー』は、1966年にデビューした、マーベル初の黒人ヒーローです。
ヒーローデビューは古いものの、映画での登場は遅く、2016年の映画『シビルウォー/キャプテンアメリカ』で初出演していますが、ブラックパンサーとして主役を張るのは今作が初めて。
パンサーの名のごとく、しなやかなアクションと、黒いスーツ。
宇宙からもたらされた資源により、想像を絶する豊かさとハイテクノロジーを持つ、アフリカの「ワガンダ」。
その「ワガンダ」の王が、ブラックパンサーなのです。
しかし、表向きのワガンダは、疑似世界を作り出すホノグラムによって覆われた途上国となっていて、最先端のテクノロジーを持っていることは隠されています。
『ブラックパンサー』率直な感想
とりあえず、率直な感想を申し上げると・・・・。
「ちょ・・・・っと、世界観についていけなかったわあぁ・・・・。」
アクションもよかったし、キャラクターも魅力的な人が多かったんですが、エキゾチックすぎて、アフリカンテイストとハイテクノロジーのギャップに、頭が大混乱。
途中で、自分はいま『ロードオブザリング』を見ているのか、『三国志』を見ているのか、それとも・・・・???
『ああ、これはマーベルだったんだ‥』と。
国王の儀式や服装、いで立ちも凄いアフリカンでエキゾチック・・・・。
周りを固めるキャラクターも少数民族っぽいアフリカン。
神秘的で嫌いじゃない。
でも、その世界観とテクノロジーに対して凄い違和感が。
BGMもアフリカンミュージックで壮大で独特なんですが、所々のいいシーンで流れる音楽が、どうしても、どうしても『ライオンキング』にしか聞こえません。
きっと自分は、アフリカに対して知らないうちに偏見というか、固定観念があるのだなぁと思いましたですよ。
『ブラックパンサー』この映画の失敗
褒めてるのか貶しているのかわからないレビューですが続きます。
この映画は、大きく失敗しているところがあるんです。
それは、主人公より周りを固めるキャラクターの方が立っちゃていて魅力的な所。
まずは、才媛で、王女にしてテクノロジーの開発者シュリ。
シュリを筆頭に、チャラの恋人でスパイのナキア、ナンバーワンは親衛隊長のオコエ。
オコエなんて、もう、この人が主役ですって言われても分からないよ。
しかも途中、まさか主役交代??と一瞬思わせる部分もあり、チャラは主役の務めを果たしてはいますが、印象に残るのは女性ばかりで、いつものあからさまな安いフェミニズムか!! 最近の映画は、必ず女性を活躍させないと公開できない暗黙の了解でもあるのか!
と思ってしまう所でした。
個人的に致命的だったのが、主人公より敵役の方がビジュアルに秀でていたことでしょう。
アクションシーンについて
『ブラックパンサー』は、ワイルドな少数民族感を活かした槍アクションや、パンサーの魅力たっぷりな格闘シーンも多々あり、アクション面では大変楽しめます。
前半の韓国では、釜山の街並みやネオン、アジアンチックなランタンと、見どころ豊富。
カジノに大量の車で乗りつけるシーンも、昔の香港映画のオマージュの様です。
昔ならきっと香港とか上海なんだろうけど、今は韓国なんですね~。
話は変わりますが、釜山のカジノに潜入するため、チャラはドレスアップしたオコエとナキアと連れて街を歩くんですが、こんな3人が釜山なんかで歩いていたら迫力ありすぎ。
目立ちすぎでしょ~!!
と、心の中で一人突っ込みを入れてしまう。
ブラックパンサーパンフレットより、潜入のシーン
私の『ブラックパンサー』感想は以上です。
『ブラックパンサー』は、マーベル次回作『インフィニティ・ウォー』にも出演が決まっており、新たなヒーローの登場に間違いないわけで、上映時間の2時間15分も長くは感じませんでした。
という事で、突っ込みはたくさんありますが、面白い映画だったといえましょう。
ちょっとだけ「エムバク」というキャラについても書きたかったんですが、 これを書くと、あれもこれも書かなきゃいけなくなり、終盤のネタバレに係るのでやめておきま~す。
読んでいただき、有難うございました。