こんにちは、かたせうみです。
根津神社の千本鳥居の記事があと一回なんですけど、観てきた『グレイテストショーマン』が素晴らしすぎたので、先にレビューします。
ちょっと内容に触れていますが、内容を知っていても知らなくてもこの映画は面白いですから、良かったら最後まで読んでみて下さい。
『グレイテストショーマン』説明とあらすじ
『グレイテストショーマン』は、19世紀半ばにアメリカでショービジネスの原点を築いたといわれる、P.Tバーナムという実在した人物をモデルにしたミュージカルです。
主演はヒュー・ジャックマン。
音楽は、『ラ・ラ・ランド』のチームが手掛けています。
あらすじ
この映画の大まかな筋を書くと、こんな感じになります。
貧しい家に生まれた主人公のバーナムは、出入りしているお屋敷のお嬢様に恋をする。
一時それぞれ離れるが、バーナムは大人になり、マグロ漁船で働いて(本当は違う。でも日本風で言ったらこんな感じかな?)初恋の彼女を迎えに行き、サーカスを発足させ、炎上商法で富と名声を手に入れた後、いくつかのトラブルを乗り越えて大団円を迎える・・・・。
この内容を僅か105分で仕上げています。
ミュージカルなので、作中何曲も曲を入れての105分です。
とにかく・・・・駆け抜けてます。
グレイテストショーマンパンフレット表紙
『グレイテストショーマン』感想とおススメシーン
すみませ~ん、コーラ3つと、『グレイテストショーマン』のパンフ下さい。
お待たせしました。『グレートマンショー』(←×ブッブー)のパンフレットです。
・・・・・。(大丈夫かな?この映画館・・??)
そんなこんなで、上映5分前に着席。
観終わった感想ですが・・・。
凄く面白かったです!!
何が良かったかって、曲ですよ!!
パワフルな歌声とパフォーマンス。
ゴスペルにも似た、力強く魂に響く歌声と、強いメッセージを圧倒的迫力で歌い上げる「This is Me」。
冒頭から掴みばっちりのショーが始まりますが、「From Now On」をラストに聞く頃には、もう感動で、涙ずびずび。
涙で席が立てません。
ヒュー・ジャックマンって、あんなに素晴らしい声で歌うんですね。
ダンスのクオリティも高いです。
私もブログで書く以上、評論家達の酷評も見てはいます。
なんでかこの作品評価低いんですよね。
しかし、この作品はミュージカル。
エンターテイメントと起承転結を105分で書ききって、グレイトな曲が何曲も聞けて、酷評??
話は重厚にすればいいというものではありません。
つまらない作品は、曲が良くてもつまらないですから。
更に言うと、作品を105分にした事で、中だるみなんて無しに最後まで突っ走ります。
話の薄さを曲の素晴らしさでねじ伏せる力技、今迄いくつも見てきた。
大体、話が深ければ高評価というのは、ミュージカルでは違うでしょ。
もっとP・Tバーナムの伝記に則って、心情やキャストの苦悩を丁寧に描いていたら、評価は高かったのでしょうか?
でも、そうしたら評論家の受けだけ良くて、確実に面白くなくなっていくと思うんです。
今なら人権問題にも触れそうな『グレイテストショーマン』。
内容についてもっと語りたいのは我慢しますが、どうか、この作品を見るときは、気持ちをオープンにして観て欲しい。
そして、素直に大団円の幸福感に包まれて帰ってください。
「グレイテストショーマン」パンフレットより
this is me とか
「This is Me」。
炎上商法で富を手に入れたバーナムは、今度は人々の尊敬や家柄、社会的信用を手に入れたくなり、社交界デビューをもくろみます。
一流のオペラ歌手、ジェニー・リンドを呼ぶ事に成功すると世間体を気にするようになり、サーカスの団員とは疎遠になります。
その時歌われるこの曲は『グレイテストショーマン』最大の見どころと言えます。
動画があったので貼っておきます。
是非ご覧ください。
ヨーロッパのオペラスター、ジェニー・リンド役のレベッカ・ファーガソン。
美しい。
彼女が歌うシーンは、実は物語に一瞬影を落とす場面なんですが、力強い歌声に思わず感動して涙がでてしまいます。
歌っているのは、この女優さんじゃないらしいですが。
他にも、バーナムがお坊ちゃん育ちの脚本家、フィリップをパートナーにと口説く場面も、テンポのいい曲とパフォーマンスで、心に残る大好きなシーンです。
80年代の匂いとか
『ラ・ラ・ランド』も確実に現代の話なのに80年代の匂いをさせていましたが、『グレイテストショーマン』にも、何故か70~80年代の匂いがします。
70年代から80年代に青春を送った若者が大人になり、消費の中心となっているから意識しているのでしょうか?
作曲者は、現代のポップソングからも影響を受けていると言っていますが、現代ではなく、80年代ピンポイントでしょ??
世代がジャストミートな私には、かなりグッとくるものがあります。
バブルがもう一度来ちゃうかも。
この映画、世が世ならお正月のドル箱映画としてロードショーされててもおかしくないのにねぇ。
煌びやかだしミュージカルだし曲も売れてるんだから。
趣味の多様化やDVDの普及やらなんやらで、映画人口も減っているのは分かりますが、ちょっと寂しい私です。
今回はちょっとブラックなおまけ
(ずびずび)凄い感動しちゃった。
あんた泣き過ぎだって。サントラも買って帰れば??
「あんた」いうな!!サントラはもちろん買って帰るよっ!!・・それにしても・・駆け抜けてたねぇ・・・。
(買うのか)・・・駆け抜けてたね・・・・。
関係が悪くなっても、傷つけられても、歌を歌うと何でも解決するんだね・・・。
もしかしたら、歌を歌えば戦争も終わっちゃうかも・・・。
・・・・・・(-_-;)
それはちょっと違うんじゃ・・。
それ言っちゃだめでしょ。
読んでいただいて、有難うございました。