こんにちは、かたせうみです。
今週、『ブレードランナー2049』が公開されたので、早速観に行ってきました。
世代ですからー!
以下、感想です。
ネタバレはしない主義ですが、少しあらすじ入ります。
ブレードランナー2049感想
『なんか、思ったより難解だったな―・・。』というのが正直な感想です。
もう一度見た方がいいんだろうか?という気になりました。
が、映像を見ているだけでも、2時間30分もたせる事が出来ます。
前情報として、この映画は「前作を見ていないと面白くないらしい。」というのを聞いていましたが、私は昔、ハリソンフォードの大ファンだったので、「ブレードランナー」は幾度となく見ていたし、ついこの間も息子に「男だったらこれは観ておけ。」と、一緒にDVDで観たばかりだったので余裕のつもり。
しかし、2049は、『2036: ネクサス・ドーン(原題)』や、『2048:ノーウェア・トゥ・ラン(原題)』果ては、『ブレードランナー ブラックアウト 2022』のショートフィルムを見てまでの「前作」だったらしいです。
そんな・・・、ハリソンフォードとか、ルドガー・ハウワーも出てないのに観ないよっっ!!
「ブレードランナー2049」パンフレット表紙
という事で、以下、ブレードランナーの予告やらあらすじです。
まず、簡単にあらすじですが、レプリカントというのは、AIを持つアンドロイドですね。
頭脳明晰で人間の様に弱くなく、耐久性にも優れています。
なので、労働力や危険作業員として用いられています。
この時代、既に地球は住める環境ではなく、地球外に新たに植民地を作るべく、富裕層はレプリカントを連れて移住しています。
しかし、AIにより、新たに感情を持ったレプリカント達が、レジスタンスの如く反乱をおこし、地球に戻ってきます。
ブレードランナーは、この暴走する型のレプリカントを処分するのが仕事です。
本当はレプリカントはアンドロイドではなく、より人間に近いもの。
人間のレプリカという意味で、『レプリカント』と名づけられています。
この呼び名は、映画ブレードランナーが作った造語で、身体も機械ではないんですが、説明するなら、アンドロイドというのが分かりやすいと思います。
でも、ターミネーターとは違います。
前作では、主人公のデッカードがレプリカントのレイチェルと恋に落ち、逃走するまでのお話。
で、今回の話までに、一度大停電が起きたとの事(作中、何回も出てくる。)。
これにより、レプリを製造していた会社の管理データがすべて消失。
レプリカント達は、管理から逃れ、人間界に紛れこんだ。
また、この停電により、食料の供給もストップ。
多大な被害を被った訳ですが、これがレプリカントの仕業と囁かれ、以降、レプリカントの製造は禁止となった。
その後、レプリカントを製造していたタイレル社は倒産。
天才科学者のニアンダー・ウォレスが、遺伝子組み換え技術を駆使し、合成食料等の開発により食料危機を救い、ウォレス氏はタイレル社をも買取した。
そして、ウォレスはレプリカント禁止法を廃止する事に成功。
新たなレプリカントの製造を始め、『新世界の神になる』みたいな事を言い出した。
という事らしいです。
Hollywood Headlines: 2036 Nexus Dawn
『ブレードランナー 2049』短編「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」
以降は本編となります。
主人公のKは、回収対象となっている旧型レプリカントを追うブレードランナー。
自身もレプリカントであります。
Kは優秀なレプリカントですが、冒頭の回収作業中に見つけた物をきっかけに、この話は始まります。
ブレードランナー2049の世界観
この作品の世界観ですが、『随分無機質で殺伐としちゃったな―。』という感じです。
前作は、「猥雑で、狭くて、サイバーパンク」な近未来でしたが、今回はそういう感じではありません。
スラムの様な街は出てきますが、もっと、広く、殺伐と、生き物も住めないような光景がずっと広がり、そこが主な舞台です。
繁華街には、デッカードが食べていた香港の様な、台湾の様な、アジアな屋台は既になく、食料はタッチパネル自販機となっていて、簡素な感じです。
これがさらに未来か・・・。
デッカード
「それを4つくれ(英語)。」
店主
「お客さん、2個で充分ですよ!!(日本語)」
デッカード
「フォー!!」
のくだりとか、好きだった。
よく友達と真似してた・・・・・。
『強力わかもと』のネオンも、3Dホノグラムに代わっています。
それと、ウォレス社を始め、何か、空間の取り方が独特なんですよね、無駄に広いというか・・・。
シャフト(まどマギとか、化物語作っている所。最近は打ち上げ花火の映画も制作)のアニメみたいなんですよね・・、私だけかな?
登場人物紹介
では、ネタバレしない程度に登場人物紹介します。
「ブレードランナー2049」パンフレットより
主人公 K (ライアン・ゴズリング)
レプリカントでブレードランナー。
いい男です。
『ラ・ラ・ランド』でも、顔がピアノと音楽が取り得の優男役を好演してましたね。
今回は、ぐっと男らしく魅力的になっています。
Kが乗っているスピナー(車)、かっこいいです。
任務先で見つけた物が、自分のルーツかもしれないと調べ始めますが・・・。
「ブレードランナー2049」パンフレットより
リック・デッカード(前作の主演 ハリソン・フォード)
言わずと知れた、ハリウッドの大御所俳優。
今回、楽しみと心配が入り交じった心情でしたが、出てくるまでが長すぎる!!
『スター・ウォーズ』で、ハン・ソロが初めて出てくるまでと同じ位待たせます。
本作品で、年を重ねたハリソンが出る事によって、「デッカードも実はレプリカント」説が覆されると思ったのですが・・・。
「ブレードランナー2049」パンフレットより
現レプリカントの製造会社「ウォレス社」の社長秘書にして、全権を任されている超エリートレプリカント。
大事にされている証として、通常レプリには与えられない、「名前」を貰っている。
前髪パッツンとか、着用しているスーツ等が、前作をオマージュしている気がする。
この人のレプリカント風立ち居振る舞いは、なかなかのものです。
「ブレードランナー2049」パンフレットより
汎用型ハウスワイフホノグラムというか、バーチャル恋人。
レプリが高価だからでしょうか?彼女は身体を持たないホノグラム。
大量生産されているようです。
彼女にもAIが搭載されていて、感情を持っている様子。
ただ、それが本当に感情なのか、計算されたAIなのかは不明。
私にも一台欲しい。若いイケメン・・・。
でもさー、AIだから、表情や脳波を読み取って、相手の気持ちを察して、優しくて、その都度相手が望む最良の受け答えしてくれるんだから、もう人間なんて傍に置けないよね。
この女優さんは、とても可愛いです。
唇はぽってり、目も大きくてタレ気味。おまけに涙袋まで。
日本人に受けそうなパーツが全て揃っています。
「ブレードランナー2049」パンフレットより
名もなき娼婦。(マリエッタというらしい)
彼女もレプリカント。
後半、ちょっとだけ本筋に関わってきます。
雰囲気が、前作の「ダリル・ハンナ」に似ています。
でも、何か見た事あるんだよな、誰だっけ、『マッドマックス』に出てなかった?
ブレードランナー2049感想2
まとめの感想2です(*^_^*)
私は、もう、御齢75歳のハリソン・フォードが心配で心配で。
階段を駆け下りてくれば
『無理しないでぇ~!』
水につかれば
『死んじゃう、死んじゃう!』
と、別の所で心臓バクバク。
前作で、デッガードの相棒、というか見張り役の「ガフ」にも会う事が出来ます。
ラスト、『あ、終わる。』と明確に分かるんですが、『ちょっと、ここでエンドロールとかマジで勘弁して!!想像にお任せしますとか困るんだからね!!』
と、私はドキドキしたんですが、ちゃんと終わりました。
良かった。
最近、こんな近未来映画ばかり見ていて、『もう地球も終わりか・・。』と思いますが、映画館を出るといつもの世界で、『これがリアルか』とはっとして、不思議な気持ちになります。
読んでいただき、ありがとうございました。