大学受験で親がすべきこと、準備すること。

大学受験で親がすべきこと、準備すること。

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大学受験で親がすべきことや準備することは、「子供のサポート」や、「心のケア」ではありません!

「子供の先回りをしておくこと」です!

大学受験で親が準備しておくこと

大学受験を前に、親はいくつか準備しておかなければいけないことがあります。

親が働きかけるというよりは、「子供が自分で決めて、先生と相談し、受験方法等プランを立てたうえで親の説得をする」というのが理想でしょう。

でも、18歳て、第二次性徴も済んでいなくて、ホルモンだってアンバランス。

そのうえ人生経験も少ない。

そんなお子様が、何人理想のふるまいを出来るでしょう?

戦国時代じゃあるまいし。

いや、実際、息子のお友達にはそういう子いましたけど、うちは違う。

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大学受験、多岐にわたる試験の種類を知る

現在、国公立及び、私立大学では、多岐にわたる試験方法が導入されています。

総合型(AO試験)や推薦入試、共通テストを利用するものから、統一試験てなんじゃそりゃ?

大学受験の方法、あなたは全く知らない人に、分かりやすく説明できますか?

お子さんが「この方法とこの方法で受験をしたい。」と言った時、親が全く知らないと、まずはお話になりません。

今や受験の方法は複雑化し、説明するのも人苦労。

「何それ?しっかり説明しなさい!。」という反応は、やっぱり人の心を逆なでするし、ちょっと避けたい事態です。

三者面談では、どういう手段で、何校、何学部受験するのか話し合います。

この受験パターンを知らないと、志望校選択や日程決めのうえで、子供と話はかみ合わなくなり、双方多大なストレスを抱えることになります。

もう、家の中はバトル状態・・。

 三者面談までに、子供と意思統一しておかないと、面談時間は無駄になります。

子供が一生懸命受験の説明をしても、親がちんぷんかんぷんだったり、的外れな質問ばかりとなると、「超うぜぇ」となりますよね。

そうなると、子供はほとんど自分の事は話さない、親は子供が考えていることを知らないという事態になり、最終面談で初めて子供の志望校を見る羽目になります。

ここで、意見の食い違いから、親子喧嘩が勃発することは、よくある話です。

最も多いのは、親は国立しか受けさせないつもりで、子供も同意していると思っているパターン。

三者面談で見せられる子供の志望校の一覧。

ずらりと並んだ「聞いてないよ!!」の学校に、先生の前で親子の争いが始まります。

時代は変わっちゃって、親世代とは受験パターンが違います。

相手が歩み寄ろうとしてたって、質問攻めと、先入観で話す親に、子供はゲンナリ。

これがビジネスなら相手も粘りましょうが、違うからね・・・・。

という事で、歩み寄ってきた子供との交渉事がうまくいくよう、子供が何の事を話しているのか即座に理解できるように、事前に試験の種類等の情報を仕入れておくことをお勧めします

どうしても子供のモチベーションが上がらない、スムーズなコミュニケーションが今は取れない、でも子供のケアや進路について悩んでいる‥という時には塾や学校の先生等と面談し、お任せするのも一つの手です。

専門職はノウハウがあり、情報量や経験が豊富なので、データに基づいた説明をしてくれます。

また、第三者の言う事は、子供の耳にもすっと入る事があります。

モチベーションタイプ診断してみる

子供の先回りをするというのは、「レールを敷く」という事ではなくて、この先子供が相談したり報告してきたときに、事前に情報を仕入れておき、建設的な話し合いが出来るようにしておくという意味です。

いつの時代も、情報戦で有位に立った者が勝ちなんです。

ハナから親は知らないだろうと思いこんで、説明するのも億劫な受験システムですが、実は親は知っていた。

思ったよりスムーズに話し合いができるので、子は『親は意外と研究していて、話ができる。という印象をもつに違いありません。

これは、遠回しに「君の事は気にかけているよ。理解しようとしているよ。」というサインにもなります。

受験のお金について

順番が前後しましたが、まず、親が準備しなければいけない一番は、当然ながらお金です。

子供が全部決められても、お金を出すのは親です。

子供の教育に無頓着で、途中まで大学進学を応援していたものの、入試直前になって、経済的事情で進学をあきらめざるを得ないケースは、結構あるんです。

塾には行かせてあげても、大学の受験費用や入学金、一人暮らしにかかる年間お金や初期費用のことを、ふたを開けるまで知らない保護者って、実は多いんです。 

大学の費用は、HPにも載っています。

また、塾にお金をかけすぎて、いざ受験となったら蓄え尽きていたということもあります。

受験する大学の数によっては受験料だけでも数十万円かかりますが、そのお金を予算として入れてない保護者もいます。

目先の事は大事だけれど、大学は結構な金額を4年間通払い続けますので、お金に関しては長期的な計画を立てておかないとなりません。

お金のことは、この後の記事でじっくり書こうと思いますが、受験料に関しては、一番お金のかからないコースで、35000円。

(国立大学前期一本のみ受験、私学なし。共通テストのみは除く)

併願すると無限大。

学校によっては10校以上の受験を指導しているところもあり、受験料だけでも、20~40万準備しなくてはなりません。

合格すれば、受験料の他に入学金と*1前期授業料が必要ですので、3月末までにプラス75万ほどかかります。

また、併願している場合は、いざとなったら捨てるかもしれない押さえの入学金で、更に20万ほど予算に組んでおかねばなりません。

今も昔も国公立が安いのは変わりませんが、文系だけを例にとると、国立でも私大と大差ない金額を要求するようになってきています。

出願準備のサポートも保護者の役目ですね、こちらの記事をご覧ください。

奨学金を知る。この世界は、勉強できるほど、お金がかからないようになっている。 

子供が受験する学校が決まってきたら、各大学のHPをチェックしましょう。

奨学金や給付金についての記載があるはずです。

「奨学金」というと、卒業と同時に借金を背負い、返済できない学生が多発しているとニュースでもやっていましたが・・・・・。

実際、奨学金は利息もあり、40過ぎても返済が続く場合があります。

でも、よくHPをチェックしてみて下さい。

主な大学には、成績優秀者への、返済不要の給付金制度があります。

成績優秀者には自動でお知らせされるタイプもありますが、多くは申込制です。

という事は、あなたのお子さんがいかに成績優秀でも、申し込まなければ、給付の権利を得ることは絶対ないのです。

給付金は試験前に申し込むのがほとんどで、気が付いた時には締め切られていることもあるので、早めにチェックしましょう。

1年目はだめでも、1年次の成績優秀者には、2年次以降の給付金を申請できる大学もあります。

給付金を受けられる人数は決まっていますが、トライする価値はあるでしょう。

同様に、予備校等でもこの制度はありますよ。

また、優秀な学生さんには、企業や財団が運営する返済不要の奨学金もあります。

「キーエンス財団」の奨学金や「三菱UFJ信託奨学財団」のものなどが有名ですが、探すと結構ありので、調べてみましょう。

参考: 

募集要項|奨学生募集について|給付型奨学金『キーエンス財団』

実は、通信講座のZ会にも、指定大学へ進んだ場合に受けられる奨学金があります。

参考: 

今なら教材見本を差し上げます!Z会の通信教育 高校生向けコース

「子供の前で、お金の話はするべきではない」という、昭和の風潮がありますが、お金の話は早い段階からしてくださいと、学校でも指示を受けます。

試験方法や補助金等、学部による学費の違い等の情報を得たうえで、論理的に話をすれば、話も進みやすいです。

やみくもに「うちはお金がないからダメ!!」というのは、押さえつけでしかありません。

給付型の奨学金の場合、卒業生の寄付等で賄っているものも多く、数が多いのはやはり歴史のある偏差値が高めの大学です。(早稲田が一番種類があると言われている。)

この様な情報は、高校の保護者会や、予備校での説明会などで流れたりしますが、聞こえてこなければ自分たちで調べなければ、情報は入ってきません。

本来は、これも子供が自分で調べるのが理想ですが、親が情報を持っていてもマイナス要素ではありませんから、切り札として持っておきましょう。

また、給付制度を視野に入れれば、国公立より私学の方が安い場合もあり、志望校の選択も広がるのでは・・?

それではここで、うちのバカ息子の話でもご覧ください。

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本当に神学を勉強したいなら応援するけどさぁ・・・・・。

 次は、大学受験の受験方法と、流れについて書きたいと思います。

それではまた、次回。

このブログの続きはこちらで。

【大学受験】多岐にわたる受験方法をちょっと解説。 – 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

【大学受験】高校3年生~合格発表までの流れ① – 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

【大学受験】高校3年生~合格発表までの流れ② – 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

【大学受験出願方法】出願準備はお済みですか?メインは今やWEB出願。必要になる意外なものとは? – 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

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*1:私大文系の場合