この世の中には、『右折専用信号』という、焦る心にゆとりを持たる、素晴らしくわかりやすく便利なツールがあるのに、なぜ、わざわざ『時差式信号』というものがあるのだろうか??
今日は、免許を取得して20年以上、私がず~っと思っていた、『時差式信号』のありかたについて問いたいと思います。
時差式信号で怖い思いをしたことある人、手を挙げて
時差式信号って、怖くないですか??
信号機には一応「時差式」と表示があるけど、対面の信号がいつ黄色くなってるか解らないし、対向車線の車も、それっぽく減速してはいるけど、全部が全部減速してるようには見えなくて、『本当に止まるの??』って感じ。
しかも、初めて運転する道で時差式とか、時差式の表示に気づかず、スタートするタイミング逃して後ろからクラクションされたり。
時差式と知らず、青信号が短い方の車線から交差点でUターンしようとした車が、そのまま赤信号になっちゃって、でもまだ対向車線は青だから立往生とか。
右折のタイミングでドキドキしてても、右折専用信号があれば『右折信号あるから大丈夫か。』と余裕だけど、時差式信号は気持ちが削られて緊張するんですよ。
大体、時間短いし。
誰よ、こんなもの考えたの!
皆さん、そうは思いませんか??
焦りませんか??
怖くありませんか??
私はいつも、怖いです!!
ネットで見ても、「事故が絶えない」って書いてある!!
ほら~!!
でも、きっと何かが起きなければ変わっていかないんですよ。
例えば、私の実家で起きたこんな話を致しましょう。
魔の交差点
私の実家近くには、むかしむかし「魔の交差点」と言われていた場所がありました。
事故が多い交差点のことを、こう呼びます。
昔は結構ありましたよね。
見通しもよくて、一車線の普通の道なのに、何故か事故が多発しているところ。
小さい頃は、あまりの事故の多さに、本気で『何かがいるのでは??』と思ってました。
・・・・いたのかもしれないですけどね。
実際はこのような、免許取ったら分かる、いかにも事故の多い構造となっていました。信号がなく、同レベルの大きさの優先同士の道がぶつかるところです。
ずっと優先で走ってきたので、勢い余って「止まれ」の表示に気づかず交差点に進入してしまうのです。
なまじ交通量が多くないのが、更に災いしていたと思います。
あまりの事故の多さに、交差点の真ん中に、こんなのがつきました。
こんなもので事故の数が減るわけないでしょう。
次は、大きな「とまれ」の看板と共に交差点が明るく照らし出されました。
でも、誰もが『何で信号にしないんだろう』と思っていたと思います。
それくらい、事故が多かったのです。
交差点自体は大きくなかったので、これで事故が少なくなると行政が踏んだのか・・?
そんなある日、予想された出来事が起きました。
そんなある日の夜中、またしても事故は起こりました。
間違いなく何かが起きたと思わせる、轟音。
町内に響き渡る、今まで聞いたこともない音です。
これまでの事故とは全く違う「死人が出た音」がしました。
車は両方ともかなりのスピードで衝突。
搭乗者は二台あわせて5~6人くらい。
ほどなくして、数台のパトカーと救急車が到着し、救出活動を始めました。
車は角に建っていた家のブロック塀も突き破り民家に激突。
タンカは民家の奥からも何かを救出していました。
衝突した瞬間に、シートベルトをしていなかった搭乗者達は、衝撃でフロントグラスを突き破り、数人は民家の庭に放り出されました。
もしかしたら、人間が家の中に飛び込んできたのかもしれません。
本当にひどい事故でした。
突っ込まれた家は引っ越しました。
自分の庭に死体が転がったんだから、当然ですよね。
そして、やっと信号がつきました。
以来、私が実家を離れるまでの10年間、ピタッと事故は止み、そこは『魔の交差点』ではなくなりました。
3人の命という、大きすぎる犠牲により、交差点の魔は鎮められたのです。
いいえ、始めから『魔の交差点』ではなく、『信号がなかっただけ』。
この様に、何かないと、状況は変わらないのです。
時差式信号でこんな事故は起きないと思いますが、ググってみれば危ないことばかり。
事故で人は死ぬのはまっぴらです。
何かがないと見直されないのか??
いやいや、何かがあれとは思いません。
とりあえず、誰かが声をあげないと始まらないので、ブログ書いてみました。
日本人はちゃんと信号を守るんだから、時差式信号をなくして、さっさと右折信号にすればいいんですよ。
危険な場所には信号を!
時差式信号は右折専用信号へ!!
読んでいただき、ありがとうございました。