今週のお題「行ってみたい場所」
こんにちは、かたせうみです。
私が行ってみたい場所。
それは、タヒチを抑えて・・・・・『シワタネホ』です。
私の好きな映画の1つ『ショーシャンクの空に』。
その中で出てくる希望の場所です。
メキシコのビーチリゾートですが、調べてみると結構な田舎。
主人公は、出所したらここで小さなホテルを経営したいと語っています。
実際の撮影はアメリカの違う場所の様ですが、作者のスティーブンキングが『シワタネホ』と書くからには、シワタネホに行きたいのです。
映画は1994年の作品。
主演は「ティム・ロビンス」。
準主役に「モーガン・フリーマン」。
始め、「ショーシャンク」って、主人公の名前だと思って見ていたんだけど、刑務所の名前でした。
ちょっと陳腐な説明になりますが、物語はそこで繰り広げられる、ヒューマンドラマです。
主人公のアンディは元エリート。
冤罪でショーシャンク刑務所に入れられるんですが、元エリートなだけあって、刑務所では、ちょっと毛並みの違う人間が入ってきた感じになり、注目されます。
エリート人生を送ってきたためか、その容姿のためか、始めかなりの憂き目に遭います。
冤罪の上、あんなことされたら普通は生きる気力も失くすし、自暴自棄になってもおかしくはありません。
しかも、途中、何度か独居房にも入れられます。
が、彼は刑務所色に染まらずやがてその頭脳で交渉事を上手く進め、刑務所の雰囲気はやがて大きく変わっていきます。
モーガンフリーマンの語りで前半けっこうまったりと進み、『ん?この映画なげーな。』という瞬間もありますが、つまらなくはないんですよ、不思議な感覚です。
長いというか、実際アンディが刑務所で過ごした時間は長いです。
主人公のティムロビンスが、またキュートでかっこいいんですよね、私、インテリに弱いんです。
モーガンフリーマンもさすがないい味を出しています。
この映画は、希望を持つ事の大切さ、というか、最後まで諦めなかったアンディが目的を達成する所に意義があるんですが、物語の途中ではアンディは、刑務所でクラッシックを流したり、図書館を整備したり、労働の対価に刑務官からビールを差し入れさせたりすることに成功し、仲間からの信頼を集めていきます。
多分、服役囚は今まで、自ら文化に触れてこなかった人生だったと思うのですが、囚人になって初めてふれた芸術や文化に感動します。
『学ぶ事によって人は豊かになれる』という言葉は、ちょっと歯の浮くような言葉ですが、この映画はストーリーや演出、キャストの表情などで、嫌味なくそういう部分を表現しています。
改めて、教養というのは身を守る盾にもなるし、信頼を得るためにも有用なんだと気づかされます。
私はとにかく、すぐ感動しちゃう気質なんですが、『ショーシャンクの空に』にはすごく感動しました。
感動と言ってもお涙ちょうだいではありません。
ラスト近くには、感動よりも、もっと表現できないカタルシスがあります。
希望の地、として語られた「シワタネホ」。
今では私の希望の地。
メキシコの片田舎のホテルで、人生を考えながら、ゆっくり『ショーシャンクの空に』を見たら、かなり感慨深いんじゃないかな。
いつか行きたいな。
・・、でも、遠いんですよ・・・・・。