こんにちは、かたせうみです。
公開から3週目、ずっと延び延びになっていた、『ダンケルク』を観に行ってきました。
辛うじてまだやっていた、良かった。
客席は、週末というのに空席がほとんど。
何でよっ!
私は人が沢山いる中で映画を見るのが好きなんです。
「ダンケルク」パンフレット表紙
『ダンケルク』あらすじ
いつもは、あまり調べて映画を見る方ではないのですが、今回は戦争関連だし、背景や史実を知らないと訳分からないかなと思って、下調べしてから行きました。
時は第二次世界大戦、ドイツ軍に追い詰められた英・仏連合軍は、フランスの「ダンケルク」に追い詰められる。
前は海、後ろには迫るドイツ軍。
ドイツ軍に囲まれて、袋のねずみになった連合軍を、陸路で救出するのは至難の業。
残るは海路。
この、海路からの救出劇「ダイナモ作戦」を描いたのが映画『ダンケルク』です。
映画『ダンケルク』特別映像(70mmフィルム編)【HD】2017年9月9日(土)公開
「救出劇」というよりは、「撤退劇」や「殿モード」の方がしっくりくる私。
感想1
何というか、すごい映画でした。
上映時間100分ちょっと、最近の映画にしては短い方ですね。
映画は、ドキュメンタリー風に、ある意味淡々と進んでいきます 。
圧倒的にセリフが少なく、その分重く、最後まで食い入る様に見ました。
「史上最大のダイナモ作戦」なので、苦渋の決断があったり、作戦会議があったりするのかと思いきや、そういったドラマは無く、現場の絶望や諦め、かすかな期待が、迫力の映像と共に淡々と流れる100分間。
作戦や状況に関する解説や、ナレーションもありません。
それなのに、状況を把握できる構成。
全編通した寒々しい映像、何度か出てくるセリフ「故国だ」。
特に、「故国だ。」のセリフには、ジーンときます。
途中、救出に訪れる駆逐艦も、空爆や魚雷にやられ、あっけなく沈んでいきます。
本気で全員が死の淵にいるので、「国に帰ったら、結婚するんだ。」なんていう死亡フラグのセリフは、この映画には絶対出てきません。
久しぶりのCG無しの映像、やっぱり違う。
最近は『マーベル』とか見る事が多かったからなぁ。
何度か、列になって登場する戦闘機も、不謹慎だけど、素直に『かっこいい』と思わせます。
「ダンケルク」パンフレット
史実なので書きますが、最後、撤退できた時に抱く感情は、感動なのか、安堵なのか。
派手な映画の様に、感動シーンを音楽が後押しするわけでもありません。
観終わったあと、「面白かったね~!!」という会話が似合う映画でもありません。
ただ・・・・凄かった。
・・・・・・見る事が出来て良かった。
感想2
そんなこんなで感想2です。
1は、真面目に書いたからね。
いやぁ~、救出しに来た船が、ばんばん沈むんですよ。
タイタニックみたいに、数時間持つとかいうレベルではないですわ。
もう、本当「ゼツボウ~。」
一緒に見た息子と、感想会。
いくら魚雷や空爆を受けたからって、あんなに一瞬で沈むものなのか?
したら、「駆逐艦は小さいからね。」と。
『艦これ!』大好きだから、戦艦の解説が始まった・・・・。
うんうん、長門とか睦月の話はいいからね。
それで、戦争だから、情け容赦なく人が死んでいきます。
昨日ラピュタがテレビでやってましたが、「人がゴミの様だ。」どころの話じゃありません。
途中や後半、良いシーンもあります。
が、そのシーンを大々的な『感動しなさいよ。』みたいな演出にしていない。
そして、メインの二人が、ちょっと途中で見分けがつかなくなった。
ジャニタレの見分けがつかないあれと同じ。
そしてそして・・・凄いかっこいい俳優さんと、すごいかっこいい青年役が出ていた!
劇中の二人は二人とも金髪、一人は碧眼、すごい目立ってます。
大人役の方は、戦闘機「スピット・ファイア」に乗っていたものの、攻撃され海に不時着。
プレジャーボートに助けられ、その後ダンケルクでの救出を手伝う『コリンズ』役の、ジャック・ロウデン
日本では、あまり有名な俳優さんではないみたいですね。
かっこよすぎて、ツイッタ―等で騒がれていました。
劇中ではほとんど飛行服に身を包んでいるんですが、最後に脱いだら、下は軍服。
ひゃあぁ~・・・・・かっこいい~・・・エリートっぽい~って感じです。
青年役の方は、割と始めから映画に出ています。
イギリスから、ダンケルクの救出に参加するプレジャーボートのオーナーの、息子役です。
後に、上記のコリンズも助ける事となる、『ピーター』役のトム・グリン=カーニーです。
この写真、すっごく映りが悪いですから!!
何故この写真が宣材なんだ!
彼は、『ダンケルク』が映画デビューです。
元々舞台をやってたみたいですね。
いかにも育ちの良いイギリスのお坊ちゃん風の役です。
息子にはあのセーター着せよう!とか思っちゃいました(#^.^#)
この二人は、『ダンケルク』の清涼剤かもしれませんね~。
9月から公開中の『ダンケルク』、間もなく終了となりそうですが、こんな感想でも興味をもたれた方は、行ってみてはいかがでしょうか?
読んでいただき、有難うございました。