北海道では4月の末の末に桜が咲き始め、そのまま前線が北上していきます。
GWは函館が桜の見ごろです。
今回は松前城をまわり
五稜郭の桜を見てきました。
函館と言えば、この坂ですよね。
下が有名な『八幡坂』です。
北海道の桜について
北海道の桜は、『蝦夷山桜』等野生種が多く、『そめいよしの』はあまりみかけません。
そして、ぱっと春が来たかと思うと雨が続き夏になっちゃいます。
知らないうちに桜が全部散っている事も・・・・・
そして、木の種類にもよるのか分かりませんが、花が咲く頃には、同時に葉も生え始めています。
なので、『一面真っピンク』というよりは、緑やピンクが混在している様な感じになります。
桜の時期がずれるので、卒業式や入学式に桜が咲く事はなく、校庭にも桜があるイメージではありません。(少しはあります)
ですから、『さらば~友よ~、今旅立ちの時。』には桜は咲いているどころか雪が降っていたりします。
旅立って一カ月位したころ、変わった環境の中で桜を見る感じでしょうか。
とはいえ、桜と共に北海道の一番いい季節がやってくるので、切ないというよりワクワクする花ですかね。
因みに、桜が少ないその代わり、『ななかまど』とか『ポプラ』があり、ヨーロッパ調の風景が楽しめます。
函館の桜といえば、五稜郭が有名ですが、今日は、函館に来たなら松前城にもよって欲しいという記事です。
松前城の桜は、八重桜などのボリューミーなものが多く、城下町だけあってとても雅な雰囲気です。
北海道としてはちょっと特別な感じもしますので、桜の時期にはぜひ一度訪れてほしいスポットの一つです。
松前城へ出発!
札幌方面から車を走らせ、八雲で降り、今日は江差を回るコースです。
途中、息子セレクトの昭和の歌等聴きながら、走っていると、海岸線の向うに陸が見えます。
青森です。
こうして見ると、本当に近くに見えます。
『新撰組上陸の地』とか、看板が出ています。
たまに泳いで青森へ行く人がいるとか、居ないとか。
そうこう言っているうちに松前城です!
天気が曇りで残念ですが、桜の盛りに行くとこんな感じです。
松前城は、函館から更に2時間位走った所にあります。
北海道に新幹線が通りましたが、ここは新幹線も走っていないし
交通の便は非常に悪いです。
こんなに素敵なのに、何で新幹線通ってないかな・・・・(-""-;)
こちらは、ちょっと散ってしまった時の写真。
松前城のある松前公園は広く、北海道で唯一藩が置かれていただけあって、雅な雰囲気が漂います。
少し感じが分かって頂けるでしょうか。
この日は雨上がりの為、なお桜がさみしい感じに・・・・・。
松前城には沢山の品種の桜があり、桜を楽しめる時期は長いのですが、大半を占めるのは南殿(なでん)という八重桜なので、これが終わるとどうしても『盛りを過ぎた』感じになってしまいます。
しかも、今回の日程では、遅咲きはまだ咲いておらず。
早咲きは終わっている。
南殿は散り始め
と三重苦(?)
ただ、散り際で、風が吹くとすごい桜吹雪!
娘&息子は『桜吹雪』を見た事が無く感激。
一生懸命カメラに納めようとしてましたが 素人が上手に撮れる代物ではありません。
そして、これが『南殿』の親木『血脈桜』です。
花はふくよかで、ぽってりと、ボリュームがあります。
松前公園内の『光善寺』内にあります。
行かれたら、ぜひ見て来て下さい。
松前城の桜は
江戸時代に参勤交代で持ち帰られたもの。
京都から輿入れしてきた姫が、京都を偲んで植えたもの。
京都御所から枝分けされたもの。
等々諸説、謂れがあり、思いをはせながら見ると、ロマンチックな気持ちになります。
GW過ぎの5月10日位まで、『桜祭り』が開催されており、園内は何とも賑やかしい雰囲気。
露店も出ており、気分もうきうきして、休日気分も満喫です。
松前城は、函館から車でおよそ2時間。
函館駅から公共の交通機関でも行けますが、かなり不便です。
できればレンタカーを借りるのが一番便利です。